vCenter Server 6.7 Update 3l |  2020 年 11 月 19 日 | ISO ビルド 17138064

vCenter Server Appliance 6.7 Update 3l | 2020 年 11 月 19 日 | ISO ビルド 17138064

各リリース ノートで、追加および更新された機能をご確認ください。

リリース ノートの概要

本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。

新機能

vCenter Server 6.7 の以前のリリース

vCenter Server の機能と既知の問題については、各リリースのリリース ノートに記載されています。vCenter Server 6.7 の以前のリリースのリリース ノートは以下のとおりです。

利用可能な言語、互換性、インストールおよびアップグレード、オープン ソース コンポーネント、製品サポートに関する注意事項については、『VMware vCenter Sever 6.7 Update 1 リリース ノート』を参照してください。

本リリースのアップグレードに関する注意点

vCenter Server 6.7 Update 3l へのアップグレードをサポートする vCenter Server バージョンの詳細については、VMware のナレッジベースの記事 KB67077 を参照してください。

本リリースに含まれるパッチ

vCenter Server 6.7 Update 3l のこのリリースでは、次のパッチを提供します。パッチのダウンロードについては、VMware パッチ ダウンロード センターを参照してください。

注:vCenter Server 6.7 Update 3l では、vCenter Server for Windows および Platform Services Controller for Windows の JRE コンポーネントをアップデートするためのセキュリティ パッチは提供していません。vmware.com から VMware-VIM-all-6.7.0-17138064.iso ファイルをダウンロードする必要があります。

VMware vCenter Server Appliance 6.7 Update 3l のフル パッチ

VMware のソフトウェアの修正、セキュリティ修正のほか、JRE や tcServer などのサードパーティ製品の修正を含む vCenter Server Appliance の製品パッチです。

このパッチは、vCenter Server Appliance および Platform Services Controller アプライアンスに適用されます。

vCenter Server Appliance および Platform Services Controller アプライアンス用

ダウンロード ファイル名 VMware-vCenter-Server-Appliance-6.7.0.46000-17138064-patch-FP.iso
ビルド 17138064
ダウンロード サイズ 2036.5 MB
md5sum ab19396390f47a344104a30f22015ca5
sha1checksum a56a252d2a4ec806c0f9a8f764e478503f815d4e

ダウンロードとインストール

このパッチをダウンロードするには、VVMware パッチ ダウンロード センターに移動し、[製品の選択] ドロップダウン メニューから [vCenter Server] を選択します。

  1. VMware-vCenter-Server-Appliance-6.7.0.46000-17138064-patch-FP.iso ファイルを vCenter Server Appliance の CD または DVD ドライブに接続します。
  2. スーパー管理者権限(root など)を持つユーザーとしてアプライアンス シェルにログインし、次のコマンドを実行します。
    • ISO をステージングするには:
      software-packages stage --iso
    • ステージングしたコンテンツを表示するには:
      software-packages list --staged
    • ステージングした rpms をインストールするには:
      software-packages install --staged

vCenter Server Appliance シェルの使用方法の詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB2100508 を参照してください。

vCenter Server Appliance へのパッチ適用については、アプライアンス シェルを使用した vCenter Server Appliance へのパッチ適用を参照してください。

パッチのステージングについては、Stage Patches to vCenter Server Appliance を参照してください。

パッチのインストールについては、vCenter Server Appliance パッチのインストールを参照してください。

このパッチで解決された問題については、解決した問題を参照してください。

Photon OS のアップデートについては、「VMware vCenter Server Appliance Photon OS Security Patches」を参照してください。 

アプライアンス管理インターフェイスを使用したパッチ適用については、アプライアンス管理インターフェイスを使用した vCenter Server Appliance へのパッチ適用を参照してください。
 

解決した問題

解決された問題には、次のトピックが含まれます。

セキュリティの問題
    • XMLTooling のアップデート

      XMLTooling ライブラリはバージョン 1.4.6 にアップデートされました。

    • JRE のアップデート

      Oracle (Sun) JRE はバージョン 1.8.0.261 にアップデートされました。

    • Apache Tomcat サーバのアップデート

      Apache Tomcat サーバはバージョン 8.5.57 にアップデートされています。

    • Jackson パッケージのアップデート

      Jackson パッケージがバージョン 2.10.5 にアップデートされました。

    • Eclipse Jetty のアップデート

      Eclipse Jetty はバージョン 9.4.31.v20200723 にアップデートされました。

    • Spring Framework のアップデート

      Spring Framework はバージョン 4.3.29 にアップデートされました。

    • VMware PostgreSQL のアップデート

      VMware PostgreSQL は、バージョン 9.6.19 にアップデートされています。

    • cURL のアップデート

      vCenter Server Appliance の cURL は 7.72.0 にアップデートされています。

    • SQLite データベースのアップデート

      SQLite データベースはバージョン 3.33.0 にアップデートされました。

    • OpenSSL ライブラリのアップデート

      OpenSSL ライブラリはバージョン openssl-1.0.2w にアップデートされました。

    • Apache HTTP Server (httpd) のアップデート

      Httpd はバージョン 2.4.46 にアップデートされました。

  • 有効期限の切れたパスワードを使用して vCenter Server システムの root パスワードをリセットできる

    有効期限の切れたパスワードを使用して vCenter Server システムの root パスワードをリセットできます。ただし、最後の 5 つのいずれかのパスワードを使用できる場合は問題です。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、パスワードがさらに複雑になり、有効期限の切れたパスワードを使用できなくなりました。

ネットワークの問題
  • 修正されていないネットワーク エラーを検出できず、必要な措置を行うことができない

    vCenter Server 6.7 Update 3l では、5 つの物理 NIC 統計情報、droppedRxdroppedTxerrorsRxRxCRCErrors および errorsTxhostd.log ファイル (/var/run/log/hostd.log) に追加され、未修正のネットワーク エラーを検出して、必要な措置を行えるようになりました。

    本リリースで、この問題は修正されました。

vSphere HA および Fault Tolerance の問題
  • ローカル ユーザー アカウントと root アカウントのパスワードの変更が vCenter Server High Availability ノード間で同期されない

    vCenter Server High Availability 環境で、ローカル ユーザー アカウントを作成または変更しても、あるいは root アカウントのパスワードを更新しても、パッシブ ノードに複製されないことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vCenter Server システムがバックトレースなしで予期せずにパワーオフする

    システム障害によって VMware Service Lifecycle Manager サービスのスレッドが応答しなくなった場合、またはディスク I/O エラーなどのプロセス障害が発生した場合、vCenter Server システムが予期せずにパワーオフすることがあります。ただし、VMware Service Lifecycle Manager では、障害に関する特定のメッセージはログに記録されません。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、システムまたはプロセスに障害が発生した場合に、vCenter Server システムがシャットダウンではなく再起動され、再起動後にログで根本原因を確認できるようになりました。

その他の問題
  • SNMP エージェントが断続的に応答を停止して、システムを監視できなくなることがある

    まれにメモリ リークが発生し、SNMP エージェントが応答を停止して、再起動できなくなることがあります。その結果、システムを監視できません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi ホストで vCenter Server システムへの接続が失われ、再接続できない

    ESXi ホストで vCenter Server システムへの接続が断続的に失われ、再接続できないことがあります。/var/log/vmkwarning.log ファイルに次のようなメッセージが記録されます。
    2020-08-01T09:05:00.648Z cpu44:2715061)WARNING: Heap: 3855: Could not allocate 2621440 bytes for dynamic heap userRes-1.Request returned Admission check failed for memory resource.

    この問題は、vSphere DRS でホスト上の仮想マシンのすべてのメモリが予約されている場合に発生します。その結果、ESXi ホストでは新しいスレッドおよびプロセスを作成できず、hostd または vpxa サービスが失敗して、ホストが vCenter Sever システムに応答しなくなるか、または完全に切断されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、DRS では常に hostd または vpxa サービスを実行するために十分なメモリが ESXi ホスト上に残されるようになりました。

インストールとアップグレードの問題
  • 仮想アプライアンス管理インフラストラクチャのユーザー インターフェイスで、vCenter Server システムにパッチを適用した後、アップデートされたバージョンが表示されない

    最初に前のバージョンをステージング解除せずに、オプション [ステージングしてインストール] を使用して vCenter Server システムにパッチを適用した場合、前のバージョンが引き続き仮想アプライアンス管理インフラストラクチャに表示されます。パッチの適用は正常に完了し、vCenter Client,、および vpxd ログでバージョンが正しく表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想アプライアンス管理インターフェイスで、vCenter Server 7.0 Update 1 が 6.7.x リリース ビルドとともにアップデートのオプションとして表示される

    vCenter Sever 6.7.x システム上の仮想アプライアンス管理インターフェイスで、6.7.x リリースとともに、利用可能なアップデートとして vCenter Server 7.0 Update 1 (7.0.1) が表示されます。ただし、vCenter Server 7.0 Update 1 はメジャー アップグレード パスであり、マイナー アップデート パスとして 6.7.x リリース ビルド間でリストされるべきではありません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

仮想マシンの管理の問題
  • .vswp スワップ ファイルが仮想マシン ディレクトリにある場合、ディレクトリ内のすべてのファイルをスキャンする際に「Device or resource busy」というエラー メッセージが表示される

    .vswp スワップ ファイルが仮想マシン ディレクトリにある場合、ディレクトリ内のすべてのファイルをスキャンする際に「Device or resource busy」というエラー メッセージが表示されます。また、vSAN 名前空間オブジェクトで I/O フローが追加され、hostd サービスのパフォーマンスが低下します。
    この問題は、.vswp 拡張子を持つファイルをオブジェクト記述子として開く場合に発生します。VMX プロセスと仮想マシンのメイン メモリのスワップ ファイルの拡張子は同じ .vswp ですが、VMX プロセスのスワップ ファイルをオブジェクト記述子として開くことはできません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere DRS が有効なクラスタでの仮想マシンのロードバランシング中に vpxd サービスが失敗することがある

    vSphere DRS の TryBalanceVmsPerHost 詳細オプションを 1 に設定すると、vpxd サービスが失敗し、再起動が必要になることがあります。この問題は、仮想マシンがクラスタの ESXi ホスト間で不均衡に分散され、そのクラスタ内の 2 台のホストに同じ資格がある場合に発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

サーバ構成の問題
  • システムの再起動後、vmware-statsmonitor サービスを起動できない

    環境内の統計情報 DB が大きい場合、整合性チェックの時間が vmware-statsmonitor サービスの開始タイムアウト制限を超えることがあります。その結果、システムの再起動後に vmware-statsmonitor サービスを起動できません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

vMotion の問題
  • 仮想マシンをソース EVC モードがサポートされていない vCenter Server に移行する場合、操作が失敗し、ターゲット vCenter Server マシンに障害が発生する

    vSphere vMotion を使用して仮想マシンを EVC クラスタから移行する場合、次の条件下で操作が失敗することがあります。

    • 仮想マシンが ESX 5.0 以前(ハードウェア バージョン 8 以前)と互換性がある
    • ソース vCenter Server のバージョンがターゲット vCenter Server より新しく、ターゲット vCenter Server でソース EVC クラスタ モードがサポートされていない。

    ターゲット vCenter Server マシンにも障害が発生します。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

既知の問題

既知の問題には、次のトピックが含まれます。

Auto Deploy および Image Builder の問題
  • ESXi ホスト マシンで UEFI ファームウェアが使用されている場合、VLAN ネットワークで VMware vSphere Auto Deploy を使用できない

    ESXi ホスト マシンで UEFI ファームウェアが使用されている場合、vSphere Auto Deploy を使用して ESXi イメージを VLAN ネットワーク環境でデプロイできない場合があります。一部の UEFI ファームウェア ベンダーの VLAN サポートの実装で iPXE が完全にはサポートされていない場合があるため、UEFI セキュア ブートが ipxe バイナリ ロード ステージで失敗します。

    回避策:なし

以前のバージョンの既知の問題

以前からの既知の問題のリストを表示するには、ここをクリックします。

check-circle-line exclamation-circle-line close-line
Scroll to top icon