この記事では、テナントのポッド フリートにある Horizon Cloud ポッドのリソースを使用してテナントで作成できるデスクトップ割り当てのタイプについて簡単に説明します。割り当ては、Horizon Universal Console 内の概念的なエンティティです。コンソールを使用して行うデスクトップの割り当ては、エンド ユーザーの仮想デスクトップのプールを定義し、それらの使用資格をエンド ユーザーに付与する方法です。
Microsoft Azure 環境の Horizon Cloud ポッドは、次のタイプのデスクトップ割り当てを提供します。
- セッション デスクトップ割り当て
- セッション デスクトップ割り当てでは、リモート デスクトップ サービス (RDS) のデスクトップ エクスペリエンスが複数ユーザー間で共有されます。これらのデスクトップは、ポッドの RDSH ファームで実行している RDSH 対応仮想マシンへのセッションベースの接続です。RDSH セッション デスクトップ割り当てを作成する前に、公開されたイメージに基づいて作成されたデスクトップ ファームを少なくとも 1 つ用意する必要があります。 第 1 世代 Horizon Cloud ポッド - ファームの作成と管理を参照してください。
- 専用の VDI デスクトップ割り当て
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専用の VDI デスクトップ割り当てでは、各仮想デスクトップが特定のユーザーにマッピングされます。マッピングされた各ユーザーは、ログインするたびに同じデスクトップに戻ります。特定の専用の VDI デスクトップが特定のユーザーにマッピングされると、そのデスクトップはそのユーザーに割り当てられたということになります。特定の専用の VDI デスクトップは、次の 2 つの方法のいずれかで特定のユーザーにマッピングされます。
- 管理者は、[割り当て] アクションを使用して、特定のユーザーに特定のデスクトップを明示的に割り当てます。
- ユーザーは、([ユーザー] タブの)割り当てに対する資格が付与されていて、割り当てからデスクトップの最初の起動を行います。その時点では、そのユーザーは、割り当てによって定義されたすべての専用の VDI デスクトップのセットから、該当する専用の VDI デスクトップに対する資格を獲得したことになります。ユーザーがこのような方法で専用の VDI デスクトップの資格を獲得した場合、システムによってその特定のデスクトップが特定のユーザーにマッピングされ、専用の VDI デスクトップは [割り当て済み] 状態になります。その特定の専用の VDI デスクトップは、管理者が明示的に ([割り当て解除] アクションを使用して)デスクトップの割り当てを解除するまで、または、該当するユーザーの Active Directory アカウントが資格のあるユーザーの割り当てのセットから削除されるまで、[割り当て済み] 状態のままになります。
専用割り当てでは、デスクトップとユーザーの関係が 1 対 1 になる必要があり、ユーザーの総数を基準にしてサイジングする必要があります。たとえば、100 ユーザーのグループについては 100 台のデスクトップの割り当てが必要となります。このような専用デスクトップ割り当ての主な使用例は、各ユーザーのデスクトップ仮想マシンのホスト名がセッション間でそのまま確実に残るようにすることです。特定のソフトウェア パッケージでは、ライセンス上、専用デスクトップを使用することが必要となる場合があります。
- フローティング VDI デスクトップ割り当て
- フローティング VDI デスクトップ割り当てでは、ユーザーはログインするたびにマシン名が異なる別の仮想マシンを受け取ります。フローティング デスクトップ割り当てでは、ユーザーのシフトに合わせてデスクトップを作成できます。この場合、同時実行ユーザーの最大数を基準としてサイジングする必要があります。たとえば、ユーザーがシフトして作業しており、1 度に 100 ユーザーが作業している場合は、300 ユーザーが 100 台のデスクトップ割り当てを使用できます。フローティング デスクトップ割り当てでは、ユーザーに各デスクトップ セッションで異なるホスト名が表示される場合があります。
専用 VDI デスクトップ割り当てとフローティング VDI デスクトップ割り当てのどちらかを選択する場合は、フローティング VDI デスクトップ割り当てがベスト プラクティスです。理由は、専用 VDI デスクトップ割り当てよりも柔軟性の高いプール管理機能を備え、仮想マシン リソースが各ユーザー専用になることを回避できるためです。その結果、フローティング VDI デスクトップ割り当ては、通常、専用 VDI デスクトップ割り当てよりも低コストになります。
デスクトップの割り当てを作成するには、エンドユーザーのデスクトップの基礎となる設定済みオペレーティング システムとしてシステムが使用する、1 つ以上の公開状態のイメージ仮想マシンが存在する必要があります。
- http://www.vmware.com/content/dam/digitalmarketing/vmware/en/pdf/techpaper/vmware-user-environment-manager-deployment-considerations.pdf にある『VMware User Environment Manager Deployment Considerations』ドキュメント。VMware User Environment Manager™ は以前の名前です。
- Dynamic Environment Manager の製品ドキュメント。
これらのデスクトップ割り当ての作成について
デスクトップ割り当ての作成ワークフローは、テナントの Horizon Cloud ポッドの現在のブローカ構成によって異なります。この構成を表示するには、コンソールで に移動します。
- [ブローカ] ページに Universal Broker が示されている
-
VDI デスクトップの場合は、
Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッド - 第 1 世代環境での VDI マルチクラウド割り当ての作成と表示で説明されているワークフローを実行します。
セッションベースのデスクトップの場合は、Horizon Cloud ポッド - RDS ベースのセッション デスクトップ割り当てを作成して、エンド ユーザーのために RDS ホストからのデスクトップ セッションを提供するで説明されているワークフローを実行します。
- [ブローカ] ページにシングルポッド ブローカが示されている
-
VDI デスクトップの場合は、
Microsoft Azure のシングル ポッドによってプロビジョニングされるフローティング VDI デスクトップ割り当ての作成および
Microsoft Azure のシングル ポッドによってプロビジョニングされる専用 VDI デスクトップ割り当ての作成で説明されているワークフローを実行します。
セッションベースのデスクトップの場合は、Horizon Cloud ポッド - RDS ベースのセッション デスクトップ割り当てを作成して、エンド ユーザーのために RDS ホストからのデスクトップ セッションを提供するで説明されているワークフローを実行します。
Horizon Cloud Service on Microsoft Azure を使用した Carbon Black Cloud のデプロイ
Horizon Cloud Service on Microsoft Azure VDI デスクトップ割り当ておよびファームを使用して VMware Carbon Black Cloud をデプロイする方法については、VMware ナレッジベースの記事Carbon Black と Horizon Cloud Service on Microsoft Azure の相互運用性 (KB81253)を参照してください。
Horizon Cloud ポッド - RDS ベースのセッション デスクトップ割り当てを作成して、エンド ユーザーのために RDS ホストからのデスクトップ セッションを提供する
Horizon Cloud では、セッション デスクトップ割り当てと呼ばれるものを作成して、エンド ユーザーにマルチセッション オペレーティング システムへのアクセスを提供します。セッション デスクトップ割り当てを作成した後、指定したエンド ユーザーはファームの RDS ホストから同時にデスクトップ セッションを取得できます。Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッドの場合、ファーム ホストは、Windows Server オペレーティング システムを実行している仮想マシン、あるいは Windows 10 または 11 Enterprise マルチセッション オペレーティング システムを実行している仮想マシンです。
Horizon Cloud でのデスクトップ割り当ての全般的な情報については、Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッドに基づくテナントのデスクトップ割り当ての概要を参照してください。Horizon オンプレミス製品に精通している場合、このタイプのセッション デスクトップはその製品ドキュメントで公開デスクトップと呼ばれます。
前提条件
以下の項目を確認します。
- デプロイによっては、ブローカを設定しないとポッドに関連する割り当てを作成できないというメッセージが、コンソールの割り当て関連ページに表示されることがあります。このメッセージが表示された場合は、画面上の手順を実行します。
- [ファーム] ページにはリモート デスクトップ タイプのファームが少なくとも 1 つ表示され、そのファームはセッション デスクトップに使用する公開イメージに基づきます。セッション デスクトップの割り当てに使用できるのは、リモート デスクトップを提供するように構成されたファームのみです。
- ファームがまだ割り当てに使用されていない。リモート デスクトップを提供するように構成されたファームを複数のセッション デスクトップ割り当てに使用することはできません。使用したいファームがセッション デスクトップ割り当てで既に使用されているかどうかを確認するには、セッションベースのデスクトップ割り当てが一覧表示されているコンソール ページで、[ファーム] 列を確認します。使用したいファームが一覧にある場合は既にセッション デスクトップ割り当てに使用されているため、新しいファームを作成する必要があります。
手順
結果
システムは、ファームの仮想マシンを構成するプロセスを開始し、選択したユーザーにセッション デスクトップを提供します。割り当てが一覧表示されているページでは、[ステータス] 列に現在の進行状況が反映されます。
Microsoft Azure のシングル ポッドによってプロビジョニングされるフローティング VDI デスクトップ割り当ての作成
Horizon Cloud では、デスクトップ割り当てを作成して、仮想デスクトップをエンド ユーザーにプロビジョニングします。Horizon Universal Console の [割り当て] 領域を使用してフローティング VDI デスクトップ割り当てを作成します。Horizon Cloud テナントが Microsoft Azure のポッドでシングルポッド タイプの仲介を使用するように構成されている場合、ここの手順に従って、シングル ポッドから仮想デスクトップを仲介するデスクトップ割り当てを作成します。
デスクトップ割り当ての全般的な情報については、Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッドに基づくテナントのデスクトップ割り当ての概要を参照してください。
次の手順を使用して、エンド ユーザーにフローティング VDI デスクトップを割り当てます。別のタイプのデスクトップを割り当てる方法については、Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッドに基づくテナントのデスクトップ割り当ての概要に記載されているサブトピックを参照してください。
前提条件
- デプロイによっては、ブローカを設定しないとポッドに関連する割り当てを作成できないというメッセージが、コンソールの割り当て関連ページに表示されることがあります。このメッセージが表示された場合は、画面上の手順を実行します。
- Microsoft Windows クライアント オペレーティング システムを持つ少なくとも 1 つの公開イメージがあることを確認します。このようなイメージがない場合、VDI デスクトップ割り当てを作成することはできません。確認するには、[イメージ] ページに移動し、該当するイメージが一覧表示されているかを確認します。公開イメージの作成手順については、構成済みイメージ仮想マシンをポッドごとに Horizon Cloud の割り当て可能なイメージに変換するを参照してください。
注: テナントがシングル ポッド ブローカ用に構成されている場合、フローティング VDI デスクトップ割り当てにマルチポッド イメージを使用することはサポートされていません。次の手順で説明するユーザー インターフェイスを使用すると、 [イメージ] リストにこのようなマルチポッド イメージは表示されません。それらはこのユースケースではサポートされていないためです。
- デスクトップに暗号化されたディスクを使用するかどうかを決定します。VDI デスクトップ割り当てを作成するときに、ディスクの暗号化を指定する必要があります。割り当ての作成後にディスクの暗号化を追加することはできません。ディスク機能の説明については、Horizon Cloud 環境のファームおよび VDI デスクトップでの Microsoft Azure ディスク暗号化の使用を参照してください。
重要: このリリースでは、データ ディスクが接続されたイメージ仮想マシンを使用するフローティング VDI 割り当てのディスク暗号化をサポートしていません。割り当てで使用する予定のイメージにデータ ディスクがないことを確認してください。
- デスクトップ仮想マシンで NSX Cloud 機能を使用できるようにするかどうかを決定します。VDI デスクトップ割り当てを作成するときは、NSX Cloud 管理を有効にする必要があります。NSX Cloud 管理の割り当ては、作成後に有効にすることはできません。この割り当て用に選択する公開済みイメージには、NSX エージェントがインストールされていることが必要です。イメージの公開前に NSX Agent をインストールする必要があります。Microsoft Azure 内の VMware NSX Cloud と Horizon Cloud ポッド とそのサブトピックを参照してください。
重要: NSX Cloud の機能とディスク暗号化の両方を使用するには、イメージにインストールされている NSX エージェントが最新のエージェント バージョンであることを確認します。以前のバージョンの NSX エージェントでディスク暗号化を使用することはサポートされていません。
- この割り当てのデスクトップ仮想マシンをポッドのプライマリ仮想マシン サブネット(テナント サブネットともいいます)とは異なる仮想マシン サブネットに接続するかどうかを決定します。ポッドでマニフェスト 2298 以降が実行されていて、仮想マシン サブネットをさらに追加するためにポッドを編集してある場合は、そのサブネットをこのデスクトップ割り当てに使用するよう指定できます。このユースケースでは、使用する仮想マシン サブネットが Ready の状態でポッドの詳細ページの [ネットワーク] セクションに表示されていることを確認する必要があります。これにより、そのサブネットがワークフローの手順で選択できるようになります。詳細については、ファーム用および VDI 割り当て用 Horizon Cloud ポッドでの複数のテナント サブネットの使用の概要を参照してください。
手順
結果
システムは、デスクトップ インスタンスを構成するプロセスを開始し、選択したユーザーに VDI デスクトップを提供します。[割り当て] ページの [ステータス] 列に現在の進捗が反映されます。
次のタスク
特別なポートを開く必要があるアプリケーションがこのフローティング VDI デスクトップ割り当てのイメージにある場合、この割り当てに関連付けられたネットワーク セキュリティ グループ (NSG) を Microsoft Azure で変更する必要があります。NSG の詳細については、Horizon Cloud ポッド内のネットワーク セキュリティ グループと VDI デスクトップについてを参照してください。
この割り当てに NSX Cloud 管理を指定した場合、NSX Cloud 環境の Service Manager (CSM) を使用して、デスクトップ仮想マシンが NSX Cloud で管理されていることを確認できます。ユーザー環境の CSM にログインし、管理対象のステータスが表示されたら、それらに NSX ポリシーの実装を開始できます。
の順に移動します。その [インスタンス] ページに、デスクトップ インスタンスのMicrosoft Azure のシングル ポッドによってプロビジョニングされる専用 VDI デスクトップ割り当ての作成
Horizon Cloud では、デスクトップ割り当てを作成して、仮想デスクトップをエンド ユーザーにプロビジョニングします。Horizon Universal Console の [割り当て] 領域を使用して専用 VDI デスクトップ割り当てを作成します。Horizon Cloud テナントが Microsoft Azure のポッドでシングルポッド タイプの仲介を使用するように構成されている場合、ここの手順に従って、シングル ポッドから仮想デスクトップを仲介するデスクトップ割り当てを作成します。
テナント環境でのデスクトップ割り当てに関する全般的な情報については、Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッドに基づくテナントのデスクトップ割り当ての概要を参照してください。
前提条件
- デプロイによっては、ブローカを設定しないとポッドに関連する割り当てを作成できないというメッセージが、コンソールの割り当て関連ページに表示されることがあります。このメッセージが表示された場合は、画面上の手順を実行します。
- Microsoft Windows クライアント オペレーティング システムを持つ少なくとも 1 つの公開イメージがあることを確認します。このようなイメージがない場合、VDI デスクトップ割り当てを作成することはできません。確認するには、[イメージ] ページに移動し、該当するイメージが一覧表示されているかを確認します。公開イメージの作成手順については、構成済みイメージ仮想マシンをポッドごとに Horizon Cloud の割り当て可能なイメージに変換するを参照してください。
- デスクトップに暗号化されたディスクを使用するかどうかを決定します。VDI デスクトップ割り当てを作成するときに、ディスクの暗号化を指定する必要があります。割り当ての作成後にディスクの暗号化を追加することはできません。ディスク機能の説明については、Horizon Cloud 環境のファームおよび VDI デスクトップでの Microsoft Azure ディスク暗号化の使用を参照してください。
重要: このリリースでは、データ ディスクが接続されたイメージ仮想マシンを使用するフローティング VDI 割り当てのディスク暗号化をサポートしていません。割り当てで使用する予定のイメージにデータ ディスクがないことを確認してください。
- デスクトップ仮想マシンで NSX Cloud 機能を使用できるようにするかどうかを決定します。VDI デスクトップ割り当てを作成するときは、NSX Cloud 管理を有効にする必要があります。NSX Cloud 管理の割り当ては、作成後に有効にすることはできません。この割り当て用に選択する公開済みイメージには、NSX エージェントがインストールされていることが必要です。イメージの公開前に NSX エージェントをインストールする必要があります。Microsoft Azure 内の VMware NSX Cloud と Horizon Cloud ポッド とそのサブトピックを参照してください。
- この割り当てのデスクトップ仮想マシンをポッドのプライマリ仮想マシン サブネット(テナント サブネットともいいます)とは異なる仮想マシン サブネットに接続するかどうかを決定します。ポッドでマニフェスト 2298 以降が実行されていて、仮想マシン サブネットをさらに追加するためにポッドを編集してある場合は、そのサブネットをこのデスクトップ割り当てに使用するよう指定できます。このユースケースでは、使用する仮想マシン サブネットが Ready の状態でポッドの詳細ページの [ネットワーク] セクションに表示されていることを確認する必要があります。これにより、そのサブネットがワークフローの手順で選択できるようになります。詳細については、ファーム用および VDI 割り当て用 Horizon Cloud ポッドでの複数のテナント サブネットの使用の概要を参照してください。
手順
結果
システムは、デスクトップ インスタンスを構成するプロセスを開始し、選択したユーザーに VDI デスクトップを提供します。[割り当て] ページの [ステータス] 列に現在の進捗が反映されます。
また、イメージ仮想マシンにデータ ディスクがある場合は、そのイメージ仮想マシンに基づいて、暗号化されたデスクトップ仮想マシンを作成するための追加の時間が必要になります。より大きい、テラバイト単位のサイズのデータ ディスクでは、極めて長い時間がかかります。
次のタスク
特別なポートを開く必要があるアプリケーションが VDI デスクトップにある場合、この VDI デスクトップ割り当てに関連付けられたネットワーク セキュリティ グループ (NSG) を Microsoft Azure で変更する必要があります。ポッドの NSG の詳細については、Horizon Cloud ポッド内のネットワーク セキュリティ グループと VDI デスクトップについてを参照してください。
この割り当てに NSX Cloud 管理を指定した場合、NSX Cloud 環境の Service Manager (CSM) を使用して、デスクトップ仮想マシンが NSX Cloud で管理されていることを確認できます。ユーザー環境の CSM にログインし、管理対象のステータスが表示されたら、それらに NSX ポリシーの実装を開始できます。
の順に移動します。その [インスタンス] ページに、デスクトップ インスタンスのHorizon Cloud on Microsoft Azure - シングルポッド ブローカの概要
この記事では、シングルポッド ブローカと呼ばれる仲介タイプについて簡単に説明します。
シングルポッド仲介タイプは、レガシーまたはクラシック仲介とも呼ばれます。これは、Horizon Cloud ポッドが初めて登場したときに利用できる最初で唯一の仲介タイプであったためです。最新のより高度な仲介テクノロジーは Universal Broker です。シングルポッド仲介を使用するように構成されたテナントは、Universal Broker を使用するように移行できます。シングル ポッド ブローカから Universal Broker への移行についてを参照してください。
v2111 サービス リリースの時点では、グリーンフィールドのお客様テナント環境ではシングルポッド仲介を使用できません。このコンテキストでは、グリーンフィールドとは、テナントの Horizon Cloud ポッドに対してコンソールの [ブローカ] ページ内でコンソールの有効化手順が一度も開始されたことのないテナント環境を意味します。
シングルポッド仲介とエンド ユーザー割り当て
テナントがシングルポッド仲介を使用するように構成されている場合、Horizon Cloud ポッドから次のタイプのポッド単位の割り当てが可能になります。
- 単一の Horizon Cloud ポッドからの仮想デスクトップで構成される VDI デスクトップ割り当て
- 単一の Horizon Cloud ポッド内の Microsoft リモート デスクトップ サービス (RDS) ホストからのセッションベースのデスクトップで構成されるセッション デスクトップ割り当て
- Horizon Cloud ポッド内の RDS ホストによってプロビジョニングされたアプリケーションで構成されるリモート アプリケーション割り当て
- Horizon Cloud ポッド内にある VDI デスクトップによってホストされている App Volumes アプリケーションで構成される App Volumes アプリケーション割り当て