この記事では、テナントのポッド フリートにある Horizon Cloud ポッドのリソースを使用してテナントで作成できるデスクトップ割り当てのタイプについて簡単に説明します。割り当ては、Horizon Universal Console 内の概念的なエンティティです。コンソールを使用して行うデスクトップの割り当ては、エンド ユーザーの仮想デスクトップのプールを定義し、それらの使用資格をエンド ユーザーに付与する方法です。

Microsoft Azure 環境の Horizon Cloud ポッドは、次のタイプのデスクトップ割り当てを提供します。

セッション デスクトップ割り当て
セッション デスクトップ割り当てでは、リモート デスクトップ サービス (RDS) のデスクトップ エクスペリエンスが複数ユーザー間で共有されます。これらのデスクトップは、ポッドの RDSH ファームで実行している RDSH 対応仮想マシンへのセッションベースの接続です。RDSH セッション デスクトップ割り当てを作成する前に、公開されたイメージに基づいて作成されたデスクトップ ファームを少なくとも 1 つ用意する必要があります。 第 1 世代 Horizon Cloud ポッド - ファームの作成と管理を参照してください。
専用の VDI デスクトップ割り当て
専用の VDI デスクトップ割り当てでは、各仮想デスクトップが特定のユーザーにマッピングされます。マッピングされた各ユーザーは、ログインするたびに同じデスクトップに戻ります。特定の専用の VDI デスクトップが特定のユーザーにマッピングされると、そのデスクトップはそのユーザーに割り当てられたということになります。特定の専用の VDI デスクトップは、次の 2 つの方法のいずれかで特定のユーザーにマッピングされます。
  • 管理者は、[割り当て] アクションを使用して、特定のユーザーに特定のデスクトップを明示的に割り当てます。
  • ユーザーは、([ユーザー] タブの)割り当てに対する資格が付与されていて、割り当てからデスクトップの最初の起動を行います。その時点では、そのユーザーは、割り当てによって定義されたすべての専用の VDI デスクトップのセットから、該当する専用の VDI デスクトップに対する資格を獲得したことになります。ユーザーがこのような方法で専用の VDI デスクトップの資格を獲得した場合、システムによってその特定のデスクトップが特定のユーザーにマッピングされ、専用の VDI デスクトップは [割り当て済み] 状態になります。その特定の専用の VDI デスクトップは、管理者が明示的に ([割り当て解除] アクションを使用して)デスクトップの割り当てを解除するまで、または、該当するユーザーの Active Directory アカウントが資格のあるユーザーの割り当てのセットから削除されるまで、[割り当て済み] 状態のままになります。

専用割り当てでは、デスクトップとユーザーの関係が 1 対 1 になる必要があり、ユーザーの総数を基準にしてサイジングする必要があります。たとえば、100 ユーザーのグループについては 100 台のデスクトップの割り当てが必要となります。このような専用デスクトップ割り当ての主な使用例は、各ユーザーのデスクトップ仮想マシンのホスト名がセッション間でそのまま確実に残るようにすることです。特定のソフトウェア パッケージでは、ライセンス上、専用デスクトップを使用することが必要となる場合があります。

フローティング VDI デスクトップ割り当て
フローティング VDI デスクトップ割り当てでは、ユーザーはログインするたびにマシン名が異なる別の仮想マシンを受け取ります。フローティング デスクトップ割り当てでは、ユーザーのシフトに合わせてデスクトップを作成できます。この場合、同時実行ユーザーの最大数を基準としてサイジングする必要があります。たとえば、ユーザーがシフトして作業しており、1 度に 100 ユーザーが作業している場合は、300 ユーザーが 100 台のデスクトップ割り当てを使用できます。フローティング デスクトップ割り当てでは、ユーザーに各デスクトップ セッションで異なるホスト名が表示される場合があります。

専用 VDI デスクトップ割り当てとフローティング VDI デスクトップ割り当てのどちらかを選択する場合は、フローティング VDI デスクトップ割り当てがベスト プラクティスです。理由は、専用 VDI デスクトップ割り当てよりも柔軟性の高いプール管理機能を備え、仮想マシン リソースが各ユーザー専用になることを回避できるためです。その結果、フローティング VDI デスクトップ割り当ては、通常、専用 VDI デスクトップ割り当てよりも低コストになります。

デスクトップの割り当てを作成するには、エンドユーザーのデスクトップの基礎となる設定済みオペレーティング システムとしてシステムが使用する、1 つ以上の公開状態のイメージ仮想マシンが存在する必要があります。

注: セッション ベースのデスクトップまたはフローティング VDI デスクトップのどちらも、ユーザー データ、設定、プロファイルの永続性を提供しません。ユーザーがフローティング VDI デスクトップからログオフすると、そのフローティング VDI デスクトップはユーザーがログインする前の状態にリセットされます。 VMware Dynamic Environment Manager を設定し、ご使用の環境に応じてそれを構成することによって、ユーザー データ、設定、およびプロファイルの永続性を提供することができます。自動化された [デスクトップのインポート] ウィザードを使用して作成されたイメージには、デフォルトで VMware Dynamic Environment Manager エージェントがインストールされています。これらの項目の永続性の構成については、次のリソースを参照してください。

これらのデスクトップ割り当ての作成について

デスクトップ割り当ての作成ワークフローは、テナントの Horizon Cloud ポッドの現在のブローカ構成によって異なります。この構成を表示するには、コンソールで [設定] > [ブローカ] に移動します。

[ブローカ] ページに Universal Broker が示されている
VDI デスクトップの場合は、 Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッド - 第 1 世代環境での VDI マルチクラウド割り当ての作成と表示で説明されているワークフローを実行します。

セッションベースのデスクトップの場合は、Horizon Cloud ポッド - RDS ベースのセッション デスクトップ割り当てを作成して、エンド ユーザーのために RDS ホストからのデスクトップ セッションを提供するで説明されているワークフローを実行します。

[ブローカ] ページにシングルポッド ブローカが示されている
VDI デスクトップの場合は、 Microsoft Azure のシングル ポッドによってプロビジョニングされるフローティング VDI デスクトップ割り当ての作成および Microsoft Azure のシングル ポッドによってプロビジョニングされる専用 VDI デスクトップ割り当ての作成で説明されているワークフローを実行します。

セッションベースのデスクトップの場合は、Horizon Cloud ポッド - RDS ベースのセッション デスクトップ割り当てを作成して、エンド ユーザーのために RDS ホストからのデスクトップ セッションを提供するで説明されているワークフローを実行します。

Horizon Cloud Service on Microsoft Azure を使用した Carbon Black Cloud のデプロイ

Horizon Cloud Service on Microsoft Azure VDI デスクトップ割り当ておよびファームを使用して VMware Carbon Black Cloud をデプロイする方法については、VMware ナレッジベースの記事Carbon Black と Horizon Cloud Service on Microsoft Azure の相互運用性 (KB81253)を参照してください。

Horizon Cloud ポッド - RDS ベースのセッション デスクトップ割り当てを作成して、エンド ユーザーのために RDS ホストからのデスクトップ セッションを提供する

Horizon Cloud では、セッション デスクトップ割り当てと呼ばれるものを作成して、エンド ユーザーにマルチセッション オペレーティング システムへのアクセスを提供します。セッション デスクトップ割り当てを作成した後、指定したエンド ユーザーはファームの RDS ホストから同時にデスクトップ セッションを取得できます。Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッドの場合、ファーム ホストは、Windows Server オペレーティング システムを実行している仮想マシン、あるいは Windows 10 または 11 Enterprise マルチセッション オペレーティング システムを実行している仮想マシンです。

Horizon Cloud でのデスクトップ割り当ての全般的な情報については、Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッドに基づくテナントのデスクトップ割り当ての概要を参照してください。Horizon オンプレミス製品に精通している場合、このタイプのセッション デスクトップはその製品ドキュメントで公開デスクトップと呼ばれます。

前提条件

以下の項目を確認します。

  • デプロイによっては、ブローカを設定しないとポッドに関連する割り当てを作成できないというメッセージが、コンソールの割り当て関連ページに表示されることがあります。このメッセージが表示された場合は、画面上の手順を実行します。
  • [ファーム] ページにはリモート デスクトップ タイプのファームが少なくとも 1 つ表示され、そのファームはセッション デスクトップに使用する公開イメージに基づきます。セッション デスクトップの割り当てに使用できるのは、リモート デスクトップを提供するように構成されたファームのみです。
  • ファームがまだ割り当てに使用されていない。リモート デスクトップを提供するように構成されたファームを複数のセッション デスクトップ割り当てに使用することはできません。使用したいファームがセッション デスクトップ割り当てで既に使用されているかどうかを確認するには、セッションベースのデスクトップ割り当てが一覧表示されているコンソール ページで、[ファーム] 列を確認します。使用したいファームが一覧にある場合は既にセッション デスクトップ割り当てに使用されているため、新しいファームを作成する必要があります。

手順

  1. 割り当て関連のコンソール ページに移動して、RDSH デスクトップ割り当てが作成されていることを確認し、[新規] をクリックしてワークフローを開始します。
    ヒント: コンソールは動的であり、 Horizon Cloud テナント環境の最新の状況に適したワークフローと設定が反映されます。コンソールの割り当て関連ページに表示されるラベルは、テナントの設定済みのブローカ設定、フリート内のクラウド接続されたポッドのタイプ、テナントの地域別クラウド プレーン、および特定のライセンスに基づく機能などの要因によって異なります。
  2. 表示される画面で、[デスクトップ] アイコンをクリックします。

    [新しい割り当て] の開始画面に表示されたデスクトップ アイコン

    [新しいデスクトップ割り当て] ウィンドウが開き、最初のウィザードの手順が表示されます。
  3. [セッション] タイプを選択します。
  4. 選択を行い、次の手順に進みます。
    オプション 説明
    場所 セッション デスクトップを提供するポッドの場所を選択します。
    ポッド ポッドを選択します。
    ヒント: 選択するポッドが表示されない場合は、 [場所] リストにポッドがない場所が表示されていないことを確認します。 [場所] フィールドは [ポッド] リストに表示され、選択した場所に関連付けられていないポッドを除外します。すでに場所にポッドがあり、そのポッドを削除するか別の場所に移動して、表示された場所にポッドが存在しなくなると、 [ポッド] リストにはエントリが表示されなくなります。場所はアルファベット順に表示されているため、画面を開くと、アルファベット順で最初の場所が自動的に選択されます。その場所にポッドが関連付けられていない場合は、場所を別のエントリに切り替える必要があります。
    ファーム デスクトップ セッションのソースとなることを希望する、ホスト仮想マシンを持つファームを選択します。

    選択されたポッドにあり、既存のセッション デスクトップ割り当てにまだ含まれていないファームのみを選択できます。

    割り当ての名前 この割り当てにわかりやすい名前を入力します。エンド ユーザーが自分に割り当てられたデスクトップにアクセスするときにこの名前が表示されます。たとえば、エンド ユーザーが Horizon Client を起動して割り当てられたデスクトップに移動すると、この名前は Horizon Client に表示されます。

    名前には文字、ハイフン、数字のみを含める必要があります。スペースは使用できません。名前を英字以外の文字で始めることはできません。

  5. 登録済みの Active Directory ドメイン内のユーザーとグループを検索し、この割り当てを使用してデスクトップ セッションにアクセスするユーザーとグループを選択して、次の手順に進みます。
  6. 構成を確認し、ウィザードを完了します。

結果

システムは、ファームの仮想マシンを構成するプロセスを開始し、選択したユーザーにセッション デスクトップを提供します。割り当てが一覧表示されているページでは、[ステータス] 列に現在の進行状況が反映されます。

Microsoft Azure のシングル ポッドによってプロビジョニングされるフローティング VDI デスクトップ割り当ての作成

Horizon Cloud では、デスクトップ割り当てを作成して、仮想デスクトップをエンド ユーザーにプロビジョニングします。Horizon Universal Console の [割り当て] 領域を使用してフローティング VDI デスクトップ割り当てを作成します。Horizon Cloud テナントが Microsoft Azure のポッドでシングルポッド タイプの仲介を使用するように構成されている場合、ここの手順に従って、シングル ポッドから仮想デスクトップを仲介するデスクトップ割り当てを作成します。

注: テナントが Microsoft Azure のポッドで Universal Broker を使用するように構成されている場合は、ここで説明する手順に従うのではなく、マルチクラウド割り当てという、同じ割り当て内にある複数のポッドからリソースをプロビジョニングできるものを構成します。 Horizon Cloud ポッド - VDI マルチクラウド割り当ての作成を参照してください。

デスクトップ割り当ての全般的な情報については、Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッドに基づくテナントのデスクトップ割り当ての概要を参照してください。

次の手順を使用して、エンド ユーザーにフローティング VDI デスクトップを割り当てます。別のタイプのデスクトップを割り当てる方法については、Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッドに基づくテナントのデスクトップ割り当ての概要に記載されているサブトピックを参照してください。

前提条件

  • デプロイによっては、ブローカを設定しないとポッドに関連する割り当てを作成できないというメッセージが、コンソールの割り当て関連ページに表示されることがあります。このメッセージが表示された場合は、画面上の手順を実行します。
  • Microsoft Windows クライアント オペレーティング システムを持つ少なくとも 1 つの公開イメージがあることを確認します。このようなイメージがない場合、VDI デスクトップ割り当てを作成することはできません。確認するには、[イメージ] ページに移動し、該当するイメージが一覧表示されているかを確認します。公開イメージの作成手順については、構成済みイメージ仮想マシンをポッドごとに Horizon Cloud の割り当て可能なイメージに変換するを参照してください。
    注: テナントがシングル ポッド ブローカ用に構成されている場合、フローティング VDI デスクトップ割り当てにマルチポッド イメージを使用することはサポートされていません。次の手順で説明するユーザー インターフェイスを使用すると、 [イメージ] リストにこのようなマルチポッド イメージは表示されません。それらはこのユースケースではサポートされていないためです。
  • デスクトップに暗号化されたディスクを使用するかどうかを決定します。VDI デスクトップ割り当てを作成するときに、ディスクの暗号化を指定する必要があります。割り当ての作成後にディスクの暗号化を追加することはできません。ディスク機能の説明については、Horizon Cloud 環境のファームおよび VDI デスクトップでの Microsoft Azure ディスク暗号化の使用を参照してください。
    重要: このリリースでは、データ ディスクが接続されたイメージ仮想マシンを使用するフローティング VDI 割り当てのディスク暗号化をサポートしていません。割り当てで使用する予定のイメージにデータ ディスクがないことを確認してください。
  • デスクトップ仮想マシンで NSX Cloud 機能を使用できるようにするかどうかを決定します。VDI デスクトップ割り当てを作成するときは、NSX Cloud 管理を有効にする必要があります。NSX Cloud 管理の割り当ては、作成後に有効にすることはできません。この割り当て用に選択する公開済みイメージには、NSX エージェントがインストールされていることが必要です。イメージの公開前に NSX Agent をインストールする必要があります。Microsoft Azure 内の VMware NSX Cloud と Horizon Cloud ポッド とそのサブトピックを参照してください。
    重要: NSX Cloud の機能とディスク暗号化の両方を使用するには、イメージにインストールされている NSX エージェントが最新のエージェント バージョンであることを確認します。以前のバージョンの NSX エージェントでディスク暗号化を使用することはサポートされていません。
  • この割り当てのデスクトップ仮想マシンをポッドのプライマリ仮想マシン サブネット(テナント サブネットともいいます)とは異なる仮想マシン サブネットに接続するかどうかを決定します。ポッドでマニフェスト 2298 以降が実行されていて、仮想マシン サブネットをさらに追加するためにポッドを編集してある場合は、そのサブネットをこのデスクトップ割り当てに使用するよう指定できます。このユースケースでは、使用する仮想マシン サブネットが Ready の状態でポッドの詳細ページの [ネットワーク] セクションに表示されていることを確認する必要があります。これにより、そのサブネットがワークフローの手順で選択できるようになります。詳細については、ファーム用および VDI 割り当て用 Horizon Cloud ポッドでの複数のテナント サブネットの使用の概要を参照してください。

手順

  1. 割り当て関連のコンソール ページに移動して、VDI デスクトップ割り当ての作成先を探し、新しい割り当てワークフローを開始します。
    ヒント: コンソールは動的であり、 Horizon Cloud テナント環境の最新の状況に適したワークフローと設定が反映されます。コンソールの割り当て関連ページに表示されるラベルは、テナントの設定済みのブローカ設定、フリート内のクラウド接続されたポッドのタイプ、テナントの地域別クラウド プレーン、および特定のライセンスに基づく機能などの要因によって異なります。
  2. [新しい割り当て] の開始画面で、[デスクトップ] アイコンをクリックします。

    [デスクトップ] アイコンを示すスクリーンショット

    [新しいデスクトップ割り当て] ウィンドウが開き、最初のウィザードの手順が表示されます。
  3. [フローティング] を選択します。
  4. [定義] の手順での選択を完了し、[次へ] をクリックします。
    注: 必要に応じてスクロール バーを使用し、すべての内容を表示します。
    オプション 説明
    場所 デスクトップを提供するポッドの場所を選択します。
    ポッド ポッドを選択します。
    ヒント: 選択するポッドが表示されない場合は、 [場所] リストにポッドがない場所が表示されていないことを確認します。 [場所] フィールドは [ポッド] リストに表示され、選択した場所に関連付けられていないポッドを除外します。すでに場所にポッドがあり、そのポッドを削除するか別の場所に移動して、表示された場所にポッドが存在しなくなると、 [ポッド] リストにはエントリが表示されなくなります。場所はアルファベット順に表示されているため、画面を開くと、アルファベット順で最初の場所が自動的に選択されます。その場所にポッドが関連付けられていない場合は、場所を別のエントリに切り替える必要があります。
    仮想マシン サブネットの指定 このトグルを有効にすると、割り当てのデスクトップ仮想マシンの接続先とする特定のサブネットを 1 つ以上選択できます。トグルを有効にしたら、表示される一覧から特定のサブネットを選択できます。

    このトグルがオフに切り替えられている場合、割り当てのデスクトップ仮想マシンはデフォルトでポッドのプライマリ仮想マシン サブネットに接続されます。

    モデルのフィルタリング 1 つ以上のフィルタを設定して、[モデル] ドロップダウン メニューで使用できるモデルを制御します。モデルは、タイプ、シリーズ、CPU の数、メモリ、およびタグでフィルタできます。モデルの選択の詳細については、Horizon Universal Console でのファームと割り当ての仮想マシン タイプとサイズの管理を参照してください。ここでは、[仮想マシンのタイプとサイズ] ページ([設定] > [仮想マシンのタイプとサイズ])のオプションについて説明しています。
    デフォルト設定を使用した [フィルタ モデル] フィルタのスクリーンショット。

    フィルタを設定するには、まずドロップダウン メニューで条件を選択し、次に目的の値を入力します。デフォルトでは、条件が「タグ」、値が「VMware 推奨」の単一のフィルタがあります。この最初のフィルタを編集し、And および Or 演算子によって接続されたフィルタをさらに追加できます。

    次に、フィルタに使用できる基準と、それぞれに入力できる値の説明を示します。

    [タイプ]

    [タイプ] と [GPU と高パフォーマンス] が選択されている例を示す [フィルタ モデル] フィルタのスクリーンショット。

    このオプションを選択すると、2 番目のドロップダウン メニューはデフォルトで [GPU と高パフォーマンス - GPU を使用するモデル] に設定されます。
    注: GPU モデルを選択した場合、表示されるイメージのリストには「GPU を含める」フラグを選択して作成されたイメージのみが含まれるため、GPU モデルを使用してファームまたはプールを作成するにはそのようなイメージが少なくとも 1 つ必要です。GPU 以外のモデルを選択した場合、表示されるイメージのリストには、「GPU を含める」フラグなしで作成されたイメージのみが含まれます。
    [シリーズ]

    [シリーズ] が選択され、さまざまな仮想マシン シリーズのメニューが表示されている例を示す [フィルタ モデル] フィルタのスクリーンショット。

    このオプションを選択すると、2 番目のドロップダウン メニューから一連のモデルを選択できます。リストの一番上にある [フィルタ] テキスト ボックスにテキストを入力してこのリストをフィルタリングすることもできます。
    [CPU の数]

    [CPU] が選択されている例を示す [フィルタ モデル] フィルタのスクリーンショット。

    このオプションを選択すると、CPU 範囲を入力できます。
    重要: 本番環境では、予期しないエンドユーザー接続の問題を回避するために、2 個以上の CPU を持つ仮想マシン モデルを使用します。
    [メモリ]

    [メモリ] が選択されている例を示す [フィルタ モデル] フィルタのスクリーンショット。

    このオプションを選択すると、メモリ範囲(GB 単位)を入力できます。
    [タグ]

    [タグ] が選択され、さまざまなタグのメニューが表示されている例を示す [フィルタ モデル] フィルタのスクリーンショット。

    このオプションを選択すると、2 番目のドロップダウン メニューからタグを選択できます。リストの一番上にある [フィルタ] テキスト ボックスにテキストを入力してこのリストをフィルタリングすることもできます。ドロップダウン メニューで使用可能なタグは、ハードコードされたシステム タグと、[仮想マシンのタイプとサイズ] ページ( [設定] > [仮想マシンのタイプとサイズ])で作成したカスタム タグの両方です。

    フィルタごとに次の手順を実行して、追加フィルタを設定できます。

    1. [追加] リンクをクリックします。
    2. 前のフィルタと作成中の新しいフィルタの間の演算子として And または Or を選択します。
    3. 新しいフィルタを設定するには、条件を選択して値を入力します。
    モデル デスクトップ インスタンスに使用するモデルを選択します。この選択では、デスクトップ インスタンスが作成されるときに使用される基盤となるリソースのセットを、キャパシティ(コンピューティング、ストレージなど)の観点から定義します。使用可能な選択肢は、Microsoft Azure で使用可能な標準の仮想マシン サイズにマッピングされます。
    重要: 本番環境の場合は、2 個以上の CPU が搭載された仮想マシン モデルを選択します。第 1 世代のHorizon Cloud スケール テストでは、2 個以上の CPU を使用すると、予期しないエンド ユーザー接続の問題を回避することが示されています。システムによって、単一の CPU を搭載した仮想マシン モデルの選択が妨げられることはありませんが、このようなモデルはテスト用または事前検証用にのみ使用する必要があります。
    ディスク タイプ
    利用可能なオプションからサポートされているディスク タイプを選択します。ディスク タイプのオプションは、選択したモデル、および Azure サブスクリプションとリージョンに基づいています。一般的に使用可能なディスク タイプは次のとおりです。
    • 標準 HDD - デフォルトのディスク タイプ。
    • 標準 SSD
    • プレミアム SSD - このオプションは、プレミアム I/O をサポートするモデルを選択した場合にのみ表示されます。

    必要に応じて、割り当てを作成した後に選択内容を編集できます。

    ディスク サイズ
    この割り当ての仮想マシンの OS ディスク サイズを GB 単位で入力します。
    • デフォルト値は、基本イメージの OS ディスク サイズ(通常は 128 GB)です。
    • サイズを編集する場合、入力する値は基本イメージの OS ディスク サイズよりも大きくなければなりません。また、選択したモデルでサポートされる最大サイズ(通常は 1024 GB)を超えることはできません。
    • この値は、必要に応じて後で編集することもできます。
    重要: ディスク サイズを編集する場合は、仮想マシンが予期したとおりに作成されるように、追加のアクションを実行する必要があります。詳細については、 ファームまたは VDI デスクトップ割り当てのディスク サイズが増加した場合に必要な管理者のアクションを参照してください。
    ドメイン お使いの環境に登録されている Active Directory ドメインを選択します。
    ドメインへの参加 [はい] を選択し、デスクトップ インスタンスが作成後に自動的にドメインに参加されるようにします。
    ディスクの暗号化 デスクトップ インスタンスが暗号化されたディスクを持つようにするため [はい] を選択します。
    重要:
    • ディスクを暗号化する場合は、VDI デスクトップ割り当てを作成するときにこの選択を行う必要があります。割り当ての作成後にディスクの暗号化を追加することはできません。
    • NSX Cloud の機能とディスク暗号化の両方を使用するには、イメージにインストールされている NSX エージェントが最新のエージェント バージョンである必要があります。以前のバージョンの NSX エージェントでディスク暗号化を使用することはサポートされていません。
    NSX Cloud 管理 割り当てのデスクトップ インスタンスを持つ NSX Cloud の機能を使用できるように、[はい] を選択します。Microsoft Azure のデスクトップでの NSX Cloud 機能の使用については、Microsoft Azure 内の VMware NSX Cloud と Horizon Cloud ポッドおよびそのサブトピックを参照してください。
    重要:
    • デスクトップ インスタンスを持つ NSX Cloud を使用する場合、VDI デスクトップ割り当ての作成時にこの選択を行う必要があります。NSX Cloud 管理は、割り当て作成後に有効にすることはできません。
    • 割り当てのデスクトップ インスタンスで NSX Cloud 管理機能を使用するには、この割り当て用に選択したイメージに NSX エージェントがインストールされている必要があります。この設定を [はい] に切り替えるときは、[イメージ] で選択したイメージに NSX Agent がインストールされている必要があります。システムは、VDI デスクトップ割り当てを作成するときに、選択したイメージに NSX エージェントがあるかどうかを検証しません。
    • NSX Cloud の機能とディスク暗号化の両方を使用するには、イメージにインストールされている NSX エージェントが最新のエージェント バージョンである必要があります。以前のバージョンの NSX エージェントでディスク暗号化を使用することはサポートされていません。
    イメージ エンド ユーザーに割り当てるイメージを選択します。

    選択したポッドの公開イメージのうち、VDI デスクトップに適しているものだけがここに一覧表示されます。公開イメージは、シールドされたイメージまたは割り当て可能なイメージとも呼ばれ、基本イメージまたはゴールド イメージをデスクトップに変換してシステムに公開したものです。

    重要:
    • [ディスクを暗号化][はい] に設定する場合、ここで選択したイメージにデータ ディスクが接続されていないことを確認してください。フローティング VDI 割り当てにデータ ディスクを使用した仮想マシンのディスク暗号化の使用は、このリリースではサポートされていません。
    • [NSX Cloud 管理][はい] に設定する場合は、ここで選択したイメージに NSX Agent がインストールされていることを確認します。割り当てのデスクトップ インスタンスで NSX Cloud 管理機能を使用するには、この割り当て用に選択したイメージに NSX エージェントがインストールされている必要があります。システムは、VDI デスクトップ割り当てを作成するときに、選択したイメージに NSX エージェントがあるかどうかを検証しません。
    • テナントがシングル ポッド ブローカ用に構成されている場合、[イメージ] にはマルチポッド イメージが一覧表示されません。そのようなイメージはこのユースケースではサポートされていないためです。
    割り当ての名前 このフローティング VDI デスクトップ割り当てのわかりやすい名前を入力します。資格のあるエンド ユーザーが、クライアントでデスクトップにアクセスする際に、この形式の割り当ての名前が表示されます。

    名前には文字、ハイフン、数字のみを含める必要があります。スペースは使用できません。名前を英字以外の文字で始めることはできません。

    仮想マシン名 この割り当てで作成されたデスクトップ仮想マシンの基底名。仮想マシン名はこの基底名に数値を加えたもの、たとえば、win10-1、win10-2 などになります。名前は、文字から始まり、文字、ダッシュ、および数字のみで構成する必要があります。この名前は、エンド ユーザーがこの割り当てからデスクトップにアクセスするときに表示されます。たとえば、エンド ユーザーが Horizon Client を起動してデスクトップの 1 つを使用すると、この名前は Horizon Client に表示されます。
    既定のプロトコル エンド ユーザー セッションで使用するデフォルトの表示プロトコルを選択します。

    デフォルトのプロトコルではなく、別のプロトコルが使用される状況が発生する場合があります。たとえば、クライアント デバイスがデフォルトのプロトコルをサポートしない場合や、エンド ユーザーが、選択されているデフォルト プロトコルよりも他のプロトコルを優先して使用する場合があります。

    注: Microsoft Windows 7 Enterprise オペレーティング システムのイメージの場合、サポートされている選択肢は RDP のみです。
    優先クライアント タイプ エンド ユーザーが Workspace™ ONE™ Access からデスクトップを起動するときに使用する優先クライアント タイプを選択します。これは Horizon Client、または HTML Access 用のブラウザのいずれかになります。
    注: Microsoft Windows 7 Enterprise オペレーティング システムのイメージの場合、サポートされている選択肢は Horizon Client のみです。

    デスクトップの最小数

    デスクトップの最大数

    このフローティング VDI デスクトップ割り当てに含めるデスクトップの最小数と最大数を指定します。割り当てが最初に作成されると、システムは [デスクトップの最大数] フィールドで指定された数のデスクトップを展開し、次に [デスクトップの最小数] で指定された数以外のデスクトップをパワーオフします。

    最小数のデスクトップ インスタンスのみが最初にパワーオンされます。エンド ユーザーの要求が増加すると、システムは [デスクトップの最大数] の設定を上限として追加のデスクトップをパワーオンします。その後、エンド ユーザーの要求が減少すると、システムは [デスクトップの最小数] の設定を下限としてデスクトップをパワーオフします。システムによってデスクトップがパワーオフされる前に、デスクトップからログイン済みユーザー セッションがなくなっている必要があります。

    [デスクトップの最小数] にゼロ (0) を指定すると、デスクトップに対するエンド ユーザーからの要求が発生するまで、システムは割り当てのすべてのデスクトップをパワーオフすることになります。

    パワーオフ保護時間 パワーオンしているデスクトップをシステムが自動的にパワーオフするまでの待機時間(分)を指定します。1 から 60 の値を入力できます。デフォルトは 30 分です。

    この保護時間は主として、システムが自動的にデスクトップ仮想マシンをパワーオフする状況で使用されます。この [パワーオフ保護時間] を使用して、[電源管理] フィールドのしきい値設定を満たすように、仮想マシンのパワーオフを開始する前にシステムが指定した時間の間待機するように設定できます。システムは、[パワーオフ保護時間] に指定した時間の間待機した後に、構成されたスケジュールどおりに仮想マシンをパワーオフします。デフォルトの待機時間は 30 分です。

    Windows ライセンスの質問 このウィザードでは、イメージ内にあり、デスクトップ仮想マシンに入ることになる Microsoft Windows オペレーティング システムを使用するための適格なライセンスがあることを確認するよう求められます。画面に表示される指示に従います。

    クライアント オペレーティング システムの場合、Horizon Cloud はデフォルトで Windows クライアント ライセンス タイプを使用するように VDI 割り当てのデスクトップ仮想マシンを設定します。この設定は変更できません。

    オプションで、詳細プロパティを構成します。
    オプション 説明
    コンピュータの OU デスクトップ仮想マシンが配置される Active Directory 組織単位。識別名(たとえば、OU=RootOrgName,DC=DomainComponent,DC=eng など)を使用して Active Directory 組織単位を入力します。OU およびネストされた OU 内の各パスには、文字、数字、特殊文字、および空白の任意の組み合わせを含めることができ、最大で 64 文字にすることができます。

    ネストされた組織単位を使用する必要がある場合は、ネストされた Active Directory ドメイン組織単位の使用についての考慮事項を参照してください。

    注: [コンピュータの OU]CN=Computers に設定されている場合、システムは、仮想マシンのデフォルトの Active Directory Computers コンテナを使用します。Active Directory には、組織単位クラスのコンテナにリダイレクトされるデフォルトのコンテナがあります。
    1 回実行スクリプト

    (オプション)仮想マシンの作成プロセスの後に、割り当てのデスクトップ仮想マシンで実行するスクリプトの場所。

    注: スクリプトは、仮想マシンを再起動するための再起動ステップで終了する必要があります。そうしないと、エンド ユーザーは手動で再起動を実行するまで、デスクトップにログインすることができません。再起動のための Windows コマンド ラインを以下に示します。
    shutdown /r /t 0

    スクリプトが再起動ステップで終了する必要がある理由は、sysprep プロセス後にスクリプトが実行されるときのシーケンスのためです。システムが割り当てのデスクトップ仮想マシンを作成すると、仮想マシンが起動し、Windows オペレーティング システムの sysprep プロセスを完了します。sysprep プロセスが完了したら、デスクトップ仮想マシンのエージェントがドメイン参加を行おうとします。同時に、エージェントはここで指定するスクリプト パスを取得します。エージェントは Windows RunOnce パス (System run once) を設定し、デスクトップ仮想マシンを再起動します。次の再起動時に、システムはローカル管理者アカウントを使用して Windows オペレーティング システムにログインし、スクリプトを実行します。デスクトップ仮想マシンが、ユーザーのログインに対応できるようになるのは、スクリプトに指定されているように、次回以降の再起動後になります。

    セッション タイムアウトの間隔 この間隔は、システムがデスクトップから強制的にログオフする前に、エンド ユーザーのセッションがアイドル状態を保持する時間です。このタイムアウトは、基盤となる Windows オペレーティング システムへのログイン セッションに適用されます。ここで指定する時間は、エンド ユーザーの Horizon Client または HTML Access ログイン セッションを制御するタイムアウト設定とは別のものです。
    注意: 基盤となる Windows オペレーティング システムのセッションでシステムが強制的にログオフすると、保存されていないデータは失われます。データが意図せずに失われるのを防ぐには、エンド ユーザーのビジネス ニーズに応じてこの間隔の値を十分に大きくします。

    デフォルトの間隔は 1 週間(10080 分)です。

    注: タイムアウトの間隔に達する前にユーザー アクティビティが発生しない場合、30 秒以内に [OK] をクリックしないとログオフされることを示すメッセージがデスクトップに表示されます。ログアウトが発生すると、ドキュメントやファイルなど、保存されていないユーザー データは失われます。
    Azure リソース タグ

    (オプション)Azure リソース グループに適用するカスタム タグを作成します。Azure リソース タグはリソース グループにのみ適用され、グループ内のリソースには継承されません。

    最初のタグを作成するには、[名前] と [値] のフィールドに情報を入力します。追加のタグを作成するには、[追加] をクリックし、既存のフィールドの下に表示される [名前] と [値] のフィールドに情報を入力します。

    • 最大 10 個のタグを作成できます。
    • タグの名前は 512 文字に制限され、タグの値は 256 文字に制限されます。ストレージ アカウントの場合、タグの名前は 128 文字に制限され、タグの値は 256 文字に制限されます。
    • タグの名前には < > % & \ ? / の文字を含めることはできません。
    • タグの名前に大文字と小文字を区別しない文字列(「azure」、「windows」、「microsoft」)は使用できません。

    割り当てが作成されると、Azure リソース タグを追加したり、その割り当てのタグを編集または削除できます。

  5. ウィザードの [管理] の手順で、フィールドに情報を入力し、該当する項目を選択して、[次へ] をクリックします。
    オプション 説明
    イメージの更新

    [同時の静止デスクトップ] 設定は、このフローティング VDI デスクトップ割り当ての中で、割り当てのイメージの更新中に同時に静止することができる、パワーオン状態のデスクトップ仮想マシンの数を制御します。

    たとえば、このフローティング VDI デスクトップ割り当てを後で編集して別のイメージを使用すると、システムは、セッションのない仮想マシンがあるパワーオン状態のデスクトップを同時にこの数だけパワーオフします(パワーオン状態のデスクトップにセッションがある場合、システムはセッションが終了するまで、そのデスクトップをパワーオフしません)。

    パワーオフ状態のデスクトップ仮想マシンのセットに対して、システムは新しいイメージをそのセットにプロビジョニングするために必要なアクションを実行します。一般的なユースケースでは、この数は、この割り当てに対して定義されているデスクトップの最大数のサブセットに設定されます。ただし、必要に応じて、ここでは [デスクトップの最大数] の設定に等しい数を指定できます。このシナリオでは、新しいイメージを使用するように割り当てを編集するときに、システムは割り当てのパワーオン状態のデスクトップを同時にパワーオフすることができます。

    注: この設定は、パワーオフ状態のデスクトップ仮想マシンには関係ありません。フローティング VDI デスクトップ割り当てのイメージが変更されると、システムはすぐにパワーオフ状態のデスクトップ仮想マシンを削除して、新しいイメージに更新します。
    電源管理

    これらの電源管理設定は、使用率に応じてフローティング VDI デスクトップ割り当てのパワーオンされたデスクトップ インスタンスの数を自動的に増やしたり減らしたりする際のしきい値に関連します。使用率が増えて上限を超えると、システムは自動的に新しいデスクトップ インスタンスを起動します。使用率が下限を下回ると、システムは、エンド ユーザーがデスクトップからログオフすると、デスクトップ仮想マシンをシャットダウンし、その割り当てを解除します。

    電源管理の選択は、キャパシティのコストと迅速な可用性のバランスを取ります。

    • 後からではなく、すぐに次のデスクトップ インスタンスをパワーオンする場合は、[最適化されたパフォーマンス] を選択します。ユーザーが要求するよりも早く次のデスクトップを準備することで電源の消費は増えますが、ユーザーが割り当てからデスクトップを起動しようとするときにはすでにデスクトップは起動しているので、そのようなユーザーの要求を満たすのに有効です。
    • 次のデスクトップ インスタンスをパワーオンする時間をできるだけ遅らせる場合は、[最適化された電源] を選択します。割り当てのデスクトップ セットの占有率は、システムが次のデスクトップ インスタンスを起動する前に高くなります。既存のデスクトップの使用率を高めることでキャパシティのコストは最小限に抑えられますが、この設定では新規ユーザーがログインするときに遅延が発生する可能性が高くなります。これは、システムがデスクトップをパワーオンするまで待機が必要な場合があるためです。
    • キャパシティのコストとユーザーに対する可用性までの時間のバランスを取るには [バランシング済み] を選択します。

    各選択のしきい値の上限と下限は次のとおりです。

    • [最適化されたパフォーマンス]
      • 低いしきい値:23%
      • 高いしきい値:50%
    • [最適化された電源]
      • 低いしきい値:38%
      • 高いしきい値:80%
    • [バランシング済み]
      • 低いしきい値:31%
      • 高いしきい値:66%
    タイムアウト処理 システムでデスクトップのユーザー セッションを処理する方法を設定します。
    注: これらの設定によって管理されるユーザー セッションは、デスクトップの Windows オペレーティング システムへのユーザー ログインです。これらのセッションは、 Horizon ClientHorizon HTML Access、または Workspace ONE のユーザー ログインではありません。

    ユーザーのセッションは、ユーザーがデスクトップの Windows オペレーティング システムに対して認証されると開始します。

    • [切断済みセッションのログオフ] - 切断されたセッションからシステムがいつユーザーをログオフするかを選択します。
    • [セッションの最大有効期間] - システムが単一のユーザー セッションに対して許可する最大分数を指定します。
    電源管理をスケジュール

    Microsoft Azure でデスクトップ仮想マシンの省電力とパフォーマンスを最適化するため、パワーオン状態のデスクトップ インスタンスの最小数を週単位で繰り返し調整するスケジュールを設定するオプションがあります。次に例を示します。

    • エンド ユーザーがデスクトップを使用していない週末や夜間の時間帯に対しては、パワーオン状態のデスクトップの数がゼロまたは少なくなるようスケジュール設定することができます。
    • エンド ユーザーの需要が増大することが予測できる特定の日や特定の時間幅に対しては、その需要を満たすには利用可能になるパワーオン状態のデスクトップの最小数が増加するスケジュールを設定できます。

    フローティング VDI デスクトップ割り当てに対して最大 10 個のスケジュールを指定できます。期間が重複しているのに、デスクトップの最小数の指定値が異なっているスケジュールがある場合は、システムはその重複する期間において大きい値の方のデスクトップの最小数を使用します。

    1. [+] アイコンをクリックして [電源管理をスケジュール] セクションで最初の行を追加します。
    2. 1 番目のスケジュールの識別名を入力します。
    3. 1 番目のスケジュールの日数を選択します。
      注: 行が追加されると、1 日がデフォルトで自動的に選択されます。選択した日をこのスケジュールに含めないようにするには、ドロップダウンをクリックしてその選択された日の選択を解除します。
    4. 指定された日数の該当する時間を指定します。次のいずれかを行います。
      • 指定した日数のすべての時間帯でこのスケジュールを有効にするには、[全日] チェック ボックスを選択します。
      • それぞれの日に期間の開始時間と終了時間を指定します。
        注: 暗号化された仮想マシンは、暗号化されていない仮想マシンよりもパワーオンに時間がかかります。 [ディスクの暗号化][はい] に設定し、暗号化された仮想マシンのエンド ユーザー接続が、一日のうちの特定の時間帯に 100% 利用できるように設定したい場合、起動時間をその時間よりも早く設定する必要があります。 暗号化された仮想マシンが多数ある場合のファームと VDI デスクトップの割り当ての電源管理のスケジューリングを参照してください。
    5. タイムゾーンを選択します。エンド ユーザーの場所に最も近いタイムゾーンが推奨されます。選択されたタイムゾーンに適した夏時間が自動的に適用されます。
      注: 2 つのスケジュールで同じタイム ゾーン設定が使用されていて、時間の重複がある場合、警告が表示されます。ただし、2 つのスケジュールのタイム ゾーン設定が異なっていて、重複がある場合は、この警告は表示されません。例として、全日土曜日のスケジュールが 2 つ設定されていて、1 つが [ヨーロッパ/ロンドン] タイム ゾーンを選択していてもう 1 つが [アメリカ/トロント] を選択している場合、重複についての警告は表示されません。
    6. [デスクトップの最小数] フィールドに、指定した期間内にパワーオンするデスクトップの最小数を入力します。指定された期間内に、その最小数のデスクトップがパワーオンされ、その期間内でエンド ユーザーの要求に対応できます。この数の範囲はゼロ (0) からフローティング VDI デスクトップ割り当て全体の [デスクトップの最大数] に指定された数の間になります。この数値がゼロ (0) で、スケジュールの開始時点でアクティブなエンド ユーザー セッションがない場合は、割り当てのデスクトップがパワーオフされます。このシナリオでは、その後エンド ユーザーがスケジュールされた期間内にこの割り当てからデスクトップに接続しようとすると、デスクトップが使用可能な状態になるまで遅延が発生します。これは、基盤となるデスクトップ仮想マシンをパワーオンする必要があるためです。
    注: デフォルトでは、ユーザーがスケジュールの時間外にあるときにデスクトップからログオフすると、システムは [パワーオフ保護時間] フィールドに指定した時間、その仮想マシンがパワーオフすることを防止します。デフォルトは 30 分です。
  6. [ユーザー] の手順で、登録済みの Active Directory ドメイン内のユーザーとグループを検索し、この割り当てからデスクトップを使用する資格を付与するユーザーとグループを選択し、[次へ] をクリックします。
  7. [サマリ] の手順で構成を確認し、[送信] をクリックします。

結果

システムは、デスクトップ インスタンスを構成するプロセスを開始し、選択したユーザーに VDI デスクトップを提供します。[割り当て] ページの [ステータス] 列に現在の進捗が反映されます。

注: 暗号化されたデスクトップ仮想マシンの作成は、暗号化されていない仮想マシンの作成の約 2 倍の時間がかかります。その結果、ディスクの暗号化が有効になっている VDI デスクトップの割り当てを作成する場合は、無効になっている場合と比べて、開始から完了までの時間が約 2 倍かかります。

次のタスク

特別なポートを開く必要があるアプリケーションがこのフローティング VDI デスクトップ割り当てのイメージにある場合、この割り当てに関連付けられたネットワーク セキュリティ グループ (NSG) を Microsoft Azure で変更する必要があります。NSG の詳細については、Horizon Cloud ポッド内のネットワーク セキュリティ グループと VDI デスクトップについてを参照してください。

この割り当てに NSX Cloud 管理を指定した場合、NSX Cloud 環境の Service Manager (CSM) を使用して、デスクトップ仮想マシンが NSX Cloud で管理されていることを確認できます。ユーザー環境の CSM にログインし、[クラウド] > [Azure] > [インスタンス] の順に移動します。その [インスタンス] ページに、デスクトップ インスタンスの管理対象のステータスが表示されたら、それらに NSX ポリシーの実装を開始できます。

Microsoft Azure のシングル ポッドによってプロビジョニングされる専用 VDI デスクトップ割り当ての作成

Horizon Cloud では、デスクトップ割り当てを作成して、仮想デスクトップをエンド ユーザーにプロビジョニングします。Horizon Universal Console の [割り当て] 領域を使用して専用 VDI デスクトップ割り当てを作成します。Horizon Cloud テナントが Microsoft Azure のポッドでシングルポッド タイプの仲介を使用するように構成されている場合、ここの手順に従って、シングル ポッドから仮想デスクトップを仲介するデスクトップ割り当てを作成します。

注: テナントが Microsoft Azure のポッドで Universal Broker を使用するように構成されている場合は、ここで説明する手順に従うのではなく、マルチクラウド割り当てという、同じ割り当て内にある複数のポッドからリソースをプロビジョニングできるものを構成します。 Horizon Cloud ポッド - VDI マルチクラウド割り当ての作成を参照してください。

テナント環境でのデスクトップ割り当てに関する全般的な情報については、Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッドに基づくテナントのデスクトップ割り当ての概要を参照してください。

前提条件

  • デプロイによっては、ブローカを設定しないとポッドに関連する割り当てを作成できないというメッセージが、コンソールの割り当て関連ページに表示されることがあります。このメッセージが表示された場合は、画面上の手順を実行します。
  • Microsoft Windows クライアント オペレーティング システムを持つ少なくとも 1 つの公開イメージがあることを確認します。このようなイメージがない場合、VDI デスクトップ割り当てを作成することはできません。確認するには、[イメージ] ページに移動し、該当するイメージが一覧表示されているかを確認します。公開イメージの作成手順については、構成済みイメージ仮想マシンをポッドごとに Horizon Cloud の割り当て可能なイメージに変換するを参照してください。
  • デスクトップに暗号化されたディスクを使用するかどうかを決定します。VDI デスクトップ割り当てを作成するときに、ディスクの暗号化を指定する必要があります。割り当ての作成後にディスクの暗号化を追加することはできません。ディスク機能の説明については、Horizon Cloud 環境のファームおよび VDI デスクトップでの Microsoft Azure ディスク暗号化の使用を参照してください。
    重要: このリリースでは、データ ディスクが接続されたイメージ仮想マシンを使用するフローティング VDI 割り当てのディスク暗号化をサポートしていません。割り当てで使用する予定のイメージにデータ ディスクがないことを確認してください。
  • デスクトップ仮想マシンで NSX Cloud 機能を使用できるようにするかどうかを決定します。VDI デスクトップ割り当てを作成するときは、NSX Cloud 管理を有効にする必要があります。NSX Cloud 管理の割り当ては、作成後に有効にすることはできません。この割り当て用に選択する公開済みイメージには、NSX エージェントがインストールされていることが必要です。イメージの公開前に NSX エージェントをインストールする必要があります。Microsoft Azure 内の VMware NSX Cloud と Horizon Cloud ポッド とそのサブトピックを参照してください。
  • この割り当てのデスクトップ仮想マシンをポッドのプライマリ仮想マシン サブネット(テナント サブネットともいいます)とは異なる仮想マシン サブネットに接続するかどうかを決定します。ポッドでマニフェスト 2298 以降が実行されていて、仮想マシン サブネットをさらに追加するためにポッドを編集してある場合は、そのサブネットをこのデスクトップ割り当てに使用するよう指定できます。このユースケースでは、使用する仮想マシン サブネットが Ready の状態でポッドの詳細ページの [ネットワーク] セクションに表示されていることを確認する必要があります。これにより、そのサブネットがワークフローの手順で選択できるようになります。詳細については、ファーム用および VDI 割り当て用 Horizon Cloud ポッドでの複数のテナント サブネットの使用の概要を参照してください。

手順

  1. 割り当て関連のコンソール ページに移動して、VDI デスクトップ割り当ての作成先を探し、新しい割り当てワークフローを開始します。
    ヒント: コンソールは動的であり、 Horizon Cloud テナント環境の最新の状況に適したワークフローと設定が反映されます。コンソールの割り当て関連ページに表示されるラベルは、テナントの設定済みのブローカ設定、フリート内のクラウド接続されたポッドのタイプ、テナントの地域別クラウド プレーン、および特定のライセンスに基づく機能などの要因によって異なります。
  2. [新しい割り当て] の開始画面で、[デスクトップ] アイコンをクリックします。

    [デスクトップ] アイコンを示すスクリーンショット

    [新しいデスクトップ割り当て] ウィンドウが開き、最初のウィザードの手順が表示されます。
  3. [専用] を選択します。
  4. [定義] の手順での選択を完了し、[次へ] をクリックします。
    注: 必要に応じてスクロール バーを使用して、すべての必須フィールドを表示します。
    オプション 説明
    場所 デスクトップを提供するポッドの場所を選択します。
    ポッド ポッドを選択します。
    ヒント: 選択するポッドが表示されない場合は、 [場所] リストにポッドがない場所が表示されていないことを確認します。 [場所] フィールドは [ポッド] リストに表示され、選択した場所に関連付けられていないポッドを除外します。すでに場所にポッドがあり、そのポッドを削除するか別の場所に移動して、表示された場所にポッドが存在しなくなると、 [ポッド] リストにはエントリが表示されなくなります。場所はアルファベット順に表示されているため、画面を開くと、アルファベット順で最初の場所が自動的に選択されます。その場所にポッドが関連付けられていない場合は、場所を別のエントリに切り替える必要があります。
    仮想マシン サブネットの指定 このトグルを有効にすると、割り当てのデスクトップ仮想マシンの接続先とする特定のサブネットを 1 つ以上選択できます。トグルを有効にしたら、表示される一覧から特定のサブネットを選択できます。

    このトグルがオフに切り替えられている場合、割り当てのデスクトップ仮想マシンはデフォルトでポッドのプライマリ仮想マシン サブネットに接続されます。

    モデルのフィルタリング 1 つ以上のフィルタを設定して、[モデル] ドロップダウン メニューで使用できるモデルを制御します。モデルは、タイプ、シリーズ、CPU の数、メモリ、およびタグでフィルタできます。モデルの選択の詳細については、Horizon Universal Console でのファームと割り当ての仮想マシン タイプとサイズの管理を参照してください。ここでは、[仮想マシンのタイプとサイズ] ページ([設定] > [仮想マシンのタイプとサイズ])のオプションについて説明しています。
    デフォルト設定を使用した [フィルタ モデル] フィルタのスクリーンショット。

    フィルタを設定するには、まずドロップダウン メニューで条件を選択し、次に目的の値を入力します。デフォルトでは、条件が [タグ]、値が [VMware 推奨] の単一のフィルタがあります。この最初のフィルタを編集し、[And] および [Or] 演算子によって接続されたフィルタをさらに追加できます。

    次に、フィルタに使用できる基準と、それぞれに入力できる値の説明を示します。

    [タイプ]

    [タイプ] と [GPU と高パフォーマンス] が選択されている例を示す [フィルタ モデル] フィルタのスクリーンショット。

    このオプションを選択すると、2 番目のドロップダウン メニューはデフォルトで [GPU と高パフォーマンス - GPU を使用するモデル] に設定されます。
    注: GPU モデルを選択した場合、表示されるイメージのリストには「GPU を含める」フラグを選択して作成されたイメージのみが含まれるため、GPU モデルを使用してファームまたはプールを作成するにはそのようなイメージが少なくとも 1 つ必要です。GPU 以外のモデルを選択した場合、表示されるイメージのリストには、「GPU を含める」フラグなしで作成されたイメージのみが含まれます。
    [シリーズ]

    [シリーズ] が選択され、さまざまな仮想マシン シリーズのメニューが表示されている例を示す [フィルタ モデル] フィルタのスクリーンショット。

    このオプションを選択すると、2 番目のドロップダウン メニューから一連のモデルを選択できます。リストの一番上にある [フィルタ] テキスト ボックスにテキストを入力してこのリストをフィルタリングすることもできます。
    [CPU の数]

    [CPU] が選択されている例を示す [フィルタ モデル] フィルタのスクリーンショット。

    このオプションを選択すると、CPU 範囲を入力できます。
    重要: 本番環境では、予期しないエンドユーザー接続の問題を回避するために、2 個以上の CPU を持つ仮想マシン モデルを使用します。
    [メモリ]

    [メモリ] が選択されている例を示す [フィルタ モデル] フィルタのスクリーンショット。

    このオプションを選択すると、メモリ範囲(GB 単位)を入力できます。
    [タグ]

    [タグ] が選択され、さまざまなタグのメニューが表示されている例を示す [フィルタ モデル] フィルタのスクリーンショット。

    このオプションを選択すると、2 番目のドロップダウン メニューからタグを選択できます。リストの一番上にある [フィルタ] テキスト ボックスにテキストを入力してこのリストをフィルタリングすることもできます。ドロップダウン メニューで使用可能なタグは、ハードコードされたシステム タグと、[仮想マシンのタイプとサイズ] ページ( [設定] > [仮想マシンのタイプとサイズ])で作成したカスタム タグの両方です。

    フィルタごとに次の手順を実行して、追加フィルタを設定できます。

    1. [追加] リンクをクリックします。
    2. 前のフィルタと作成中の新しいフィルタの間の演算子として And または Or を選択します。
    3. 新しいフィルタを設定するには、条件を選択して値を入力します。
    モデル デスクトップ インスタンスに使用するモデルを選択します。この選択では、デスクトップ インスタンスが作成されるときに使用される基盤となるリソースのセットを、キャパシティ(コンピューティング、ストレージなど)の観点から定義します。使用可能な選択肢は、Microsoft Azure で使用可能な標準の仮想マシン サイズにマッピングされます。
    重要: 本番環境の場合は、2 個以上の CPU が搭載された仮想マシン モデルを選択します。第 1 世代のHorizon Cloud スケール テストでは、2 個以上の CPU を使用すると、予期しないエンド ユーザー接続の問題を回避することが示されています。システムによって、単一の CPU を搭載した仮想マシン モデルの選択が妨げられることはありませんが、このようなモデルはテスト用または事前検証用にのみ使用する必要があります。
    ディスク タイプ
    利用可能なオプションからサポートされているディスク タイプを選択します。ディスク タイプのオプションは、選択したモデル、および Azure サブスクリプションとリージョンに基づいています。一般的に使用可能なディスク タイプは次のとおりです。
    • 標準 HDD - デフォルトのディスク タイプ。
    • 標準 SSD
    • プレミアム SSD - このオプションは、プレミアム I/O をサポートするモデルを選択した場合にのみ表示されます。

    必要に応じて、割り当てを作成した後に選択内容を編集できます。

    ディスク サイズ
    この割り当ての仮想マシンの OS ディスク サイズを GB 単位で入力します。
    • デフォルト値は、基本イメージの OS ディスク サイズ(通常は 128GB)です。
    • サイズを編集する場合、入力する値は基本イメージの OS ディスク サイズよりも大きくなければなりません。また、選択したモデルでサポートされる最大サイズ(通常は 1024GB)を超えることはできません。
    • この値は、必要に応じて後で編集することもできます。
    重要: ディスク サイズを編集する場合は、仮想マシンが予期したとおりに作成されるように、追加のアクションを実行する必要があります。詳細については、 ファームまたは VDI デスクトップ割り当てのディスク サイズが増加した場合に必要な管理者のアクションを参照してください。
    ドメイン お使いの環境に登録されている Active Directory ドメインを選択します。
    ドメインへの参加 [はい] を選択し、デスクトップ インスタンスが作成後に自動的にドメインに参加されるようにします。
    ディスクの暗号化 デスクトップ インスタンスが暗号化されたディスクを持つようにするため [はい] を選択します。
    重要: ディスクを暗号化する場合は、VDI デスクトップ割り当てを作成するときにこの選択を行う必要があります。割り当ての作成後にディスクの暗号化を追加することはできません。
    NSX Cloud 管理 割り当てのデスクトップ インスタンスを持つ NSX Cloud の機能を使用できるように、[はい] を選択します。Microsoft Azure のデスクトップでの NSX Cloud 機能の使用については、Microsoft Azure 内の VMware NSX Cloud と Horizon Cloud ポッドおよびそのサブトピックを参照してください。
    重要:
    • デスクトップ インスタンスを持つ NSX Cloud を使用する場合、VDI デスクトップ割り当ての作成時にこの選択を行う必要があります。NSX Cloud 管理は、割り当て作成後に有効にすることはできません。
    • 割り当てのデスクトップ インスタンスで NSX Cloud 管理機能を使用するには、この割り当て用に選択したイメージに NSX エージェントがインストールされている必要があります。この設定を [はい] に切り替えるときは、[イメージ] で選択したイメージに NSX Agent がインストールされている必要があります。システムは、VDI デスクトップ割り当てを作成するときに、選択したイメージに NSX エージェントがあるかどうかを検証しません。
    イメージ エンド ユーザーに割り当てるイメージを選択します。

    選択したポッドの公開イメージのうち、VDI デスクトップに適しているものだけがここに一覧表示されます。公開イメージは、シールドされたイメージまたは割り当て可能なイメージとも呼ばれ、基本イメージまたはゴールド イメージをデスクトップに変換してシステムに公開したものです。

    重要: [NSX Cloud 管理][はい] に設定する場合は、ここで選択したイメージに NSX Agent がインストールされていることを確認します。割り当てのデスクトップ インスタンスで NSX Cloud 管理機能を使用するには、この割り当て用に選択したイメージに NSX エージェントがインストールされている必要があります。システムは、VDI デスクトップ割り当てを作成するときに、選択したイメージに NSX エージェントがあるかどうかを検証しません。
    割り当ての名前 この専用 VDI デスクトップ割り当てのわかりやすい名前を入力します。エンド ユーザーにデスクトップの資格がまだ割り当てられていない場合、または割り当てられているもののまだ要求していない場合、クライアントで資格のあるデスクトップにアクセスする際に、この形式の割り当ての名前が表示されます。

    名前には文字、ハイフン、数字のみを含める必要があります。スペースは使用できません。名前を英字以外の文字で始めることはできません。

    仮想マシン名 この割り当てで作成されたデスクトップ仮想マシンの基底名。仮想マシン名はこの基本名に数値を加えたもの、たとえば、win10-1、win10-2 などになります。名前は、文字から始まり、文字、ダッシュ、および数字のみで構成する必要があります。エンド ユーザーが、クライアントでデスクトップにアクセスする際に、この名前が表示されます。
    既定のプロトコル エンド ユーザー セッションで使用するデフォルトの表示プロトコルを選択します。

    デフォルトのプロトコルではなく、別のプロトコルが使用される状況が発生する場合があります。たとえば、クライアント デバイスがデフォルトのプロトコルをサポートしない場合や、エンド ユーザーが、選択されているデフォルト プロトコルよりも他のプロトコルを優先して使用する場合があります。

    注: Microsoft Windows 7 Enterprise オペレーティング システムのイメージの場合、サポートされている選択肢は RDP のみです。
    優先クライアント タイプ エンド ユーザーが Workspace™ ONE™ Access からデスクトップを起動するときに使用する優先クライアント タイプを選択します。これは Horizon Client、または HTML Access 用のブラウザのいずれかになります。
    注: Microsoft Windows 7 Enterprise オペレーティング システムのイメージの場合、サポートされている選択肢は Horizon Client のみです。
    キャパシティ 割り当てに必要なデスクトップ数を入力します。

    デスクトップの最小数

    デスクトップの最大数

    ヒント: 専用 VDI デスクトップ割り当てに対するこの [最小デスクトップ] 設定は、フローティング VDI デスクトップ割り当ての設定とは少し異なります。専用の VDI デスクトップ割り当ての場合、 [最小デスクトップ] の設定は、未割り当てのデスクトップを表します。デスクトップがユーザーに割り当てられると、そのデスクトップ仮想マシンは未割り当てのデスクトップではなくなり、その結果、 [最小デスクトップ] の設定によって管理されるデスクトップのセットの一部とは見なされません。割り当て内の未割り当てのデスクトップ仮想マシンの数が [最小デスクトップ] の値よりも小さい場合、パワーオン状態の仮想マシンの数が [最小デスクトップ] の値未満であることがわかります。
    • [最小デスクトップ] - この割り当てによって定義されたプール内にあるパワーオン状態の未割り当てのデスクトップ仮想マシンの数を設定します。割り当てが最初に作成されるとき、割り当て可能な最大数の合計([最大デスクトップ] の数で設定)からゼロのデスクトップ仮想マシンが割り当てられます。したがって、その時点では、ここで設定する数は、可能な最大数のうち、最初にパワーオンする未割り当ての仮想マシンの数のサブセットです。[最小デスクトップ] にゼロ (0) を指定した場合は、割り当てが最初に作成されるときに未割り当てのデスクトップ仮想マシンをパワーオンしないことを示します。

      一部の未割り当ての仮想マシンをパワーオンするように設定することのメリットは、主に、ユーザーがすぐにログインできるように未割り当ての仮想マシンを用意しておくことです。時間の経過とともに、これらのパワーオン状態で未割り当てのデスクトップがユーザーに割り当てられると、デスクトップを要求する初回のログインを行うユーザーから、または [割り当て] アクションを使用してデスクトップをユーザーに明示的に割り当てる管理者から、システムは [最大デスクトップ] 数に達するまで追加の未割り当てのデスクトップをパワーオンします。最後に、割り当て内のすべてのデスクトップ仮想マシンがユーザーに割り当てられている場合、[最小デスクトップ] の値は、ユーザーからのデスクトップの割り当て解除を明示的に開始するまであまり使用されません。

    • [最大デスクトップ] - この割り当てによって定義された仮想マシンのプールに必要なデスクトップ仮想マシンの総数を設定します。
    パワーオフ保護時間 パワーオンしているデスクトップをシステムが自動的にパワーオフするまでの待機時間(分)を指定します。1 から 60 の値を入力できます。デフォルトは 30 分です。

    この保護時間は主として、システムが自動的にデスクトップ仮想マシンをパワーオフする状況で使用されます。この [パワーオフ保護時間] 設定を使用すると、仮想マシンのパワーオフを開始するまでに、システムを指定された時間待機させることができます。たとえば、[電源管理をスケジュール] でスケジュールが定義されている場合、設定されたスケジュールに適合するようにシステムがデスクトップを自動的にパワーオフすることができます。設定されたスケジュール内における割り当てのデスクトップのいずれかを手動でパワーオンする場合、設定されたスケジュールに一致するように、システムは [パワーオフ保護時間] に指定されている時間だけ待機してから仮想マシンをパワーオフします。デフォルトの待機時間は 30 分です。

    Windows ライセンスの質問 このウィザードでは、イメージ内にあり、デスクトップ仮想マシンに入ることになる Microsoft Windows オペレーティング システムを使用するための適格なライセンスがあることを確認するよう求められます。画面に表示される指示に従います。

    クライアント オペレーティング システムの場合、Horizon Cloud はデフォルトで Windows クライアント ライセンス タイプを使用するように VDI 割り当てのデスクトップ仮想マシンを設定します。この設定は変更できません。

    オプションで、詳細プロパティを構成します。
    オプション 説明
    コンピュータの OU デスクトップ仮想マシンが配置される Active Directory 組織単位。識別名(たとえば、OU=RootOrgName,DC=DomainComponent,DC=eng など)を使用して Active Directory 組織単位を入力します。OU およびネストされた OU 内の各パスには、文字、数字、特殊文字、および空白の任意の組み合わせを含めることができ、最大で 64 文字にすることができます。

    ネストされた組織単位を使用する必要がある場合は、ネストされた Active Directory ドメイン組織単位の使用についての考慮事項を参照してください。

    注: [コンピュータの OU]CN=Computers に設定されている場合、システムは、仮想マシンのデフォルトの Active Directory Computers コンテナを使用します。Active Directory には、組織単位クラスのコンテナにリダイレクトされるデフォルトのコンテナがあります。
    1 回実行スクリプト

    (オプション)仮想マシンの作成プロセスの後に、割り当てのデスクトップ仮想マシンで実行するスクリプトの場所。

    注: スクリプトは、仮想マシンを再起動するための再起動ステップで終了する必要があります。そうしないと、エンド ユーザーは手動で再起動を実行するまで、デスクトップにログインすることができません。再起動のための Windows コマンド ラインを以下に示します。
    shutdown /r /t 0

    スクリプトが再起動ステップで終了する必要がある理由は、sysprep プロセス後にスクリプトが実行されるときのシーケンスのためです。システムが割り当てのデスクトップ仮想マシンを作成すると、仮想マシンが起動し、Windows オペレーティング システムの sysprep プロセスを完了します。sysprep プロセスが完了したら、デスクトップ仮想マシンのエージェントがドメイン参加を行おうとします。同時に、エージェントはここで指定するスクリプト パスを取得します。エージェントは Windows RunOnce パス (System run once) を設定し、デスクトップ仮想マシンを再起動します。次の再起動時に、システムはローカル管理者アカウントを使用して Windows オペレーティング システムにログインし、スクリプトを実行します。デスクトップ仮想マシンが、ユーザーのログインに対応できるようになるのは、スクリプトに指定されているように、次回以降の再起動後になります。

    最大デスクトップ削除 これは、[設定] > [全般設定] ページの [削除保護] で設定したレートに対してカウントされる前に、割り当て内で削除できるデスクトップ仮想マシンの数を設定します。ドロップダウン メニューから次のオプションを 1 つ選択します。
    • [無制限]:無制限の数のデスクトップ仮想マシンを割り当てから削除できます。この場合、[削除保護] の設定は関係なくなります。
    • [なし][削除保護] で設定したレートに対してカウントされる前に、追加で削除できるデスクトップ仮想マシンはありません。この場合、システムは [削除保護] のみを使用して削除を許可またはブロックします。[なし][削除保護] のデフォルト値です。
    • [カスタム][削除保護] で設定したレートに対してカウントされる前に、追加で削除できるデスクトップ仮想マシンの数。[カスタム] を選択した場合は、このドロップダウン メニューの右側に数値も入力する必要があります。

      たとえば、[最大デスクトップ削除] を 10、[削除保護] を 1 に設定するとします。この場合、最初の 10 台の仮想マシンが削除された後 (数が 10 になるまでの時間に関係なく)、システムはそれ以降、1 時間あたり 1 台の追加の仮想マシンのみを削除できます。

    重要: 専用デスクトップ割り当てに新しいイメージを指定すると、システムでは必要に応じて [最大デスクトップ削除] の設定を変更して、未割り当てのデスクトップ仮想マシンをすべて新しいイメージで再構築できるようにします。
    注: [削除保護][無制限] を選択した場合、 [最大デスクトップ削除数] 設定を使用する必要はありません。
    [削除保護] 設定の詳細については、Horizon Cloud テナント環境のカスタマイズ可能な全般設定を参照してください。

    専用デスクトップ割り当て内のすべての仮想マシンの削除を防止するには、[割り当て] ページの [削除の防止] 設定を使用します。専用デスクトップ割り当ての削除の防止または削除の許可を参照してください。

    セッション タイムアウトの間隔 この間隔は、システムがデスクトップから強制的にログオフする前に、エンド ユーザーのセッションがアイドル状態を保持する時間です。このタイムアウトは、基盤となる Windows オペレーティング システムへのログイン セッションに適用されます。ここで指定する時間は、エンド ユーザーの Horizon Client または HTML Access ログイン セッションを制御するタイムアウト設定とは別のものです。
    注意: 基盤となる Windows オペレーティング システムのセッションでシステムが強制的にログオフすると、保存されていないデータは失われます。データが意図せずに失われるのを防ぐには、ユーザーのビジネス ニーズに応じてこの間隔の値を十分に大きくします。

    デフォルトの間隔は 1 週間(10080 分)です。

    注: タイムアウトの間隔に達する前にユーザー アクティビティが発生しない場合、30 秒以内に [OK] をクリックしないとログオフされることを示すメッセージがユーザーに表示されます。ログアウトが発生すると、ドキュメントやファイルなど、保存されていないユーザー データは失われます。
    Azure リソース タグ

    (オプション)Azure リソース グループに適用するカスタム タグを作成します。Azure リソース タグはリソース グループにのみ適用され、グループ内のリソースには継承されません。

    最初のタグを作成するには、[名前][値] のフィールドに情報を入力します。追加のタグを作成するには、[追加] をクリックし、既存のフィールドの下に表示される [名前][値] のフィールドに情報を入力します。

    • 最大 10 個のタグを作成できます。
    • タグの名前は 512 文字に制限され、タグの値は 256 文字に制限されます。ストレージ アカウントの場合、タグの名前は 128 文字に制限され、タグの値は 256 文字に制限されます。
    • タグの名前には次の文字を含めることはできません。

      < > % & \ ? /

    • タグ名に大文字と小文字を区別しない文字列(「azure」、「windows」、「microsoft」)を

      含めることはできません。

    割り当てが作成されると、Azure リソース タグを追加したり、その割り当てのタグを編集または削除できます。

  5. ウィザードの [管理] の手順で、フィールドに情報を入力し、該当する項目を選択して、[次へ] をクリックします。
    オプション 説明
    イメージの更新

    [同時の静止デスクトップ] 設定は、この専用 VDI デスクトップ割り当ての中で、割り当てのイメージの更新中に同時に静止することができる割り当て解除されたデスクトップの数を制御します。たとえば、後で別のイメージを使用するためにこの専用 VDI デスクトップ割り当てを編集すると、システムはこの割り当て解除された数のデスクトップを同時にパワーオフします。次にシステムは、パワーオフ状態の割り当て解除されたデスクトップのセットに新しいイメージをプロビジョニングするために必要なアクションを実行します。

    注: ユーザーにマッピングされた専用 VDI デスクトップ割り当てのデスクトップは、それらのユーザーに割り当てられている、と言います。専用 VDI デスクトップ割り当ての割り当て解除されたデスクトップは、まだ特定のユーザーにマッピングされていないデスクトップです。
    タイムアウト処理 システムでデスクトップのユーザー セッションを処理する方法を設定します。
    注: これらの設定によって管理されるユーザー セッションは、デスクトップの Windows オペレーティング システムへのユーザー ログインです。これらのセッションは、 Horizon ClientHorizon HTML Access、または Workspace ONE のユーザー ログインではありません。

    ユーザーのセッションは、ユーザーがデスクトップの Windows オペレーティング システムに対して認証されると開始します。

    • [切断済みセッションのログオフ] - 切断されたセッションからシステムがいつユーザーをログオフするかを選択します。
    • [セッションの最大有効期間] - システムが単一のユーザー セッションに対して許可する最大分数を指定します。
    電源管理をスケジュール

    Microsoft Azure でデスクトップ仮想マシンの省電力とパフォーマンスを最適化するために、週単位で繰り返し、パワーオン状態の割り当て解除されたデスクトップ インスタンスの最小数を調整するスケジュールを任意に構成することができます。次に例を示します。

    • エンド ユーザーがデスクトップを使用していない週末や夜間の時間帯に対しては、パワーオン状態の割り当て解除されたデスクトップの数がゼロまたは少なくなるようスケジュール設定することができます。
    • エンド ユーザーの需要が増大することが予測できる特定の日や特定の時間幅に対しては、その需要を満たすには利用可能になるパワーオン状態の割り当て解除されたデスクトップの最小数が増加するスケジュールを設定できます。

    専用 VDI デスクトップ割り当てに対して最大 10 個のスケジュールを指定できます。期間が重複しているのに、割り当て解除されたデスクトップの最小数の指定値が異なっているスケジュールがある場合は、システムはその重複する期間において大きい値の方の割り当て解除されたデスクトップの最小数を使用します。

    注意: 既定では、ここで専用 VDI デスクトップ割り当てのスケジュールを構成すると、システムはスケジュールに関係なく割り当て済みのすべてのデスクトップ仮想マシンをパワーオン状態のままにします。これは以下を意味します。
    • ここでスケジュールを設定すると、システムは現在割り当てられている(ユーザーにマッピングされている)デスクトップ仮想マシンをパワーオン状態のままにします。スケジュールは、割り当て解除されたデスクトップ(もしあれば)の電源状態のみを制御します。
    • このときにスケジュールが設定されている場合、割り当て済みのデスクトップのパワーオン動作をシステムが処理する方法は、スケジュールが設定されていない場合の方法とは異なります。ここでスケジュールが構成されていない場合、システムはユーザーがログインしていない割り当て済みのデスクトップをパワーオフします。

    たとえば、この専用 VDI デスクトップ割り当てのすべてのデスクトップがユーザーにマッピングされ(割り当て済み)、ここでスケジュールが構成されている場合、システムは設計上それらの割り当て済みのデスクトップをパワーオフしません。この設計の目的は、スケジュールが有効であっても、割り当て済みのデスクトップがマッピングされたユーザーのログイン要求を満たす準備ができるようにすることです。

    その結果、すべてのデスクトップが割り当て済みの状態になっている場合、ここでスケジュールを設定すると、割り当て済みのユーザーがログインしていなくてもそれらの割り当て済みのデスクトップはパワーオン状態のままになります。週末のような特定の日にすべての割り当て済みのデスクトップ仮想マシンをパワーオフする場合は、ここでスケジュールを設定しないでください。

    スケジュールを構成するには、次の手順を実行します。

    1. [+] アイコンをクリックして [電源管理をスケジュール] セクションで最初の行を追加します。
    2. 1 番目のスケジュールの識別名を入力します。
    3. 1 番目のスケジュールの日数を選択します。
      注: 行が追加されると、1 日がデフォルトで自動的に選択されます。選択した日をこのスケジュールに含めないようにするには、ドロップダウンをクリックしてその選択された日の選択を解除します。
    4. 指定された日数の該当する時間を指定します。次のいずれかを行います。
      • 指定した日数のすべての時間帯でこのスケジュールを有効にするには、[全日] チェック ボックスを選択します。
      • それぞれの日に期間の開始時間と終了時間を指定します。
        注: 暗号化された仮想マシンは、暗号化されていない仮想マシンよりもパワーオンに時間がかかります。 [ディスクの暗号化][はい] に設定し、暗号化された仮想マシンのエンド ユーザー接続が、一日のうちの特定の時間帯に 100% 利用できるように設定したい場合、起動時間をその時間よりも早く設定する必要があります。 暗号化された仮想マシンが多数ある場合のファームと VDI デスクトップの割り当ての電源管理のスケジューリングを参照してください。
    5. タイムゾーンを選択します。エンド ユーザーの場所に最も近いタイムゾーンが推奨されます。選択されたタイムゾーンに適した夏時間が自動的に適用されます。
      注: 2 つのスケジュールで同じタイム ゾーン設定が使用されていて、時間の重複がある場合、警告が表示されます。ただし、2 つのスケジュールのタイム ゾーン設定が異なっていて、重複がある場合は、この警告は表示されません。例として、全日土曜日のスケジュールが 2 つ設定されていて、1 つが [ヨーロッパ/ロンドン] タイム ゾーンを選択していてもう 1 つが [アメリカ/トロント] を選択している場合、重複についての警告は表示されません。
    6. [デスクトップの最小数] フィールドに、指定した期間内にパワーオンする割り当て解除されたデスクトップの最小数を入力します。指定された期間内に、入力した最小数の割り当て解除されたデスクトップがパワーオンされ、その期間内でのエンド ユーザーの要求に対応するために使用できます。この数の範囲はゼロ (0) から専用 VDI デスクトップ割り当て全体の [デスクトップの最大数] に指定された数の間になります。
      重要: 電源管理スケジュールの [デスクトップの最小数] フィールドは、割り当て解除されたデスクトップのみを制御します。割り当て済みのデスクトップは電源管理スケジュールに参加しません。専用 VDI デスクトップ割り当てのすべてのデスクトップが割り当て済みの状態になると、割り当て解除されたデスクトップを制御するこの [デスクトップの最小数] の値はデフォルトのゼロ (0) になります。

      この数値がゼロ (0) で、スケジュールの開始時点でアクティブなエンド ユーザー セッションがない場合は、割り当てのデスクトップがパワーオフされます。このシナリオでは、その後エンド ユーザーがスケジュールされた期間内にこの割り当てからデスクトップに接続しようとすると、デスクトップが使用可能な状態になるまで遅延が発生します。これは、基盤となるデスクトップ仮想マシンをパワーオンする必要があるためです。

    注: デフォルトでは、ユーザーがスケジュールの時間外にあるときにデスクトップからログオフすると、システムは [パワーオフ保護時間] フィールドに指定した時間、その仮想マシンがパワーオフすることを防止します。デフォルトは 30 分です。
  6. [ユーザー] の手順で、登録済みの Active Directory ドメイン内のユーザーとグループを検索し、この割り当てからデスクトップを使用する資格を付与するユーザーとグループを選択し、[次へ] をクリックします。
  7. [サマリ] の手順で構成を確認し、[送信] をクリックします。

結果

システムは、デスクトップ インスタンスを構成するプロセスを開始し、選択したユーザーに VDI デスクトップを提供します。[割り当て] ページの [ステータス] 列に現在の進捗が反映されます。

注: 暗号化されたデスクトップ仮想マシンの作成は、暗号化されていない仮想マシンの作成の約 2 倍の時間がかかります。その結果、ディスクの暗号化が有効になっている VDI デスクトップの割り当てを作成する場合は、無効になっている場合と比べて、開始から完了までの時間が約 2 倍かかります。

また、イメージ仮想マシンにデータ ディスクがある場合は、そのイメージ仮想マシンに基づいて、暗号化されたデスクトップ仮想マシンを作成するための追加の時間が必要になります。より大きい、テラバイト単位のサイズのデータ ディスクでは、極めて長い時間がかかります。

次のタスク

特別なポートを開く必要があるアプリケーションが VDI デスクトップにある場合、この VDI デスクトップ割り当てに関連付けられたネットワーク セキュリティ グループ (NSG) を Microsoft Azure で変更する必要があります。ポッドの NSG の詳細については、Horizon Cloud ポッド内のネットワーク セキュリティ グループと VDI デスクトップについてを参照してください。

この割り当てに NSX Cloud 管理を指定した場合、NSX Cloud 環境の Service Manager (CSM) を使用して、デスクトップ仮想マシンが NSX Cloud で管理されていることを確認できます。ユーザー環境の CSM にログインし、[クラウド] > [Azure] > [インスタンス] の順に移動します。その [インスタンス] ページに、デスクトップ インスタンスの管理対象のステータスが表示されたら、それらに NSX ポリシーの実装を開始できます。

Horizon Cloud on Microsoft Azure - シングルポッド ブローカの概要

この記事では、シングルポッド ブローカと呼ばれる仲介タイプについて簡単に説明します。

シングルポッド仲介タイプは、レガシーまたはクラシック仲介とも呼ばれます。これは、Horizon Cloud ポッドが初めて登場したときに利用できる最初で唯一の仲介タイプであったためです。最新のより高度な仲介テクノロジーは Universal Broker です。シングルポッド仲介を使用するように構成されたテナントは、Universal Broker を使用するように移行できます。シングル ポッド ブローカから Universal Broker への移行についてを参照してください。

v2111 サービス リリースの時点では、グリーンフィールドのお客様テナント環境ではシングルポッド仲介を使用できません。このコンテキストでは、グリーンフィールドとは、テナントの Horizon Cloud ポッドに対してコンソールの [ブローカ] ページ内でコンソールの有効化手順が一度も開始されたことのないテナント環境を意味します。

シングルポッド仲介とエンド ユーザー割り当て

テナントがシングルポッド仲介を使用するように構成されている場合、Horizon Cloud ポッドから次のタイプのポッド単位の割り当てが可能になります。

  • 単一の Horizon Cloud ポッドからの仮想デスクトップで構成される VDI デスクトップ割り当て
  • 単一の Horizon Cloud ポッド内の Microsoft リモート デスクトップ サービス (RDS) ホストからのセッションベースのデスクトップで構成されるセッション デスクトップ割り当て
  • Horizon Cloud ポッド内の RDS ホストによってプロビジョニングされたアプリケーションで構成されるリモート アプリケーション割り当て
  • Horizon Cloud ポッド内にある VDI デスクトップによってホストされている App Volumes アプリケーションで構成される App Volumes アプリケーション割り当て