Horizon Cloud では、ファームを作成して、複数のユーザー セッションを同時に処理できるホストからエンド ユーザーにデスクトップ セッションまたはリモート アプリケーションをプロビジョニングできるようにします。作成されたファームは、RDS 対応ホストのプールで構成されます。これらの RDS 対応ホストは、Microsoft Windows Server オペレーティング システムを実行している仮想マシンであるか、Microsoft Windows 10 または 11 Enterprise マルチセッション オペレーティング システムを実行している仮想マシンです。コンソールの [ファーム] ページを使用してファームを作成します。

ファームは、リモート デスクトップ サービスのホスト (RDSH) の集まりです。これらの各リモート デスクトップ サービス (RDS) のホストは、ファームで使用するために選択した特定の RDSH 対応イメージに基づいてインスタンス化される仮想マシンです。RDSH 対応イメージは、RDS 対応イメージ、RDSH イメージ、または RDSH 対応イメージとも呼ばれることがあります。
Horizon Cloud 管理コンソールの [ファーム] ページ

デフォルトでは、Horizon Cloud ファームはローリング メンテナンスで構成されています。ファームのローリング メンテナンスの実施例については、ファームのローリング メンテナンスの例を参照してください。

注: Microsoft Windows 10 または 11 マルチセッション オペレーティング システムを実行しているデスクトップをプロビジョニングし、そのデスクトップで App Volumes アプリケーションを使用できるようにするには、デスクトップ タイプのファームを作成します。App Volumes Agent をインストールしたシールドされたマルチセッション Microsoft Windows 10 または 11 イメージを指定します。

前提条件

  • 少なくとも 1 つのイメージが [イメージ] ページにリストされ、そのイメージに RDSH 対応の Windows オペレーティング システムがあり、[イメージ] ページでそのイメージが [公開済み] の状態であり、ファームを作成する Horizon Cloud ポッドにそのイメージが配置されていることを確認します。利用できるイメージがないポッドにはファームを作成することはできません。
  • このファームの仮想マシンをポッドのプライマリ仮想マシン サブネット(テナント サブネットともいいます)とは異なる仮想マシン サブネットに接続するかどうかを決定します。ポッドでマニフェスト 2298 以降が実行されていて、仮想マシン サブネットをさらに追加するためにポッドを編集してある場合は、そのサブネットをこのファームに使用するよう指定できます。このユースケースでは、使用する仮想マシン サブネットが Ready の状態でポッドの詳細ページの [ネットワーク] セクションに表示されていることを確認する必要があります。これにより、そのサブネットがワークフローの手順で選択できるようになります。詳細については、ファーム用および VDI 割り当て用 Horizon Cloud ポッドでの複数のテナント サブネットの使用の概要を参照してください。
  • このファームをセッションベースのデスクトップとして使用するか、リモート アプリケーションとして使用するかを決定します。今回のリリースでは、同じファームを両方の目的で使用することはできません。
    注: エンド ユーザーが Microsoft Windows 10 または 11 マルチセッション オペレーティング システムからの App Volumes アプリケーションを使用できるようにするには、そのユーザーに App Volumes アプリケーション割り当てとセッションベースのデスクトップ割り当ての両方の使用資格を付与する必要があります。このシナリオでは、デスクトップ ファームを作成し、そのファームに基づいてセッションベースのデスクトップを提供します。そのデスクトップ ファームを作成する場合は、Microsoft Windows 10 または 11 マルチセッション オペレーティング システムで作成した公開イメージを選択します。
  • ファームの RDSH 仮想マシンで暗号化されたディスクを使用するかどうかを決定します。ファームを作成するときは、ディスクの暗号化を指定する必要があります。ファームを作成した後はディスク暗号化を追加できません。ディスクの機能の詳細については、Horizon Cloud 環境のファームと VDI デスクトップでの Microsoft Azure Disk Encryption の使用を参照してください。
  • ファームの RDSH 仮想マシンで NSX Cloud 機能を使用できるようにするかどうかを決定します。ファームを作成するときに、NSX Cloud 管理を有効にする必要があります。ファームの作成後に、NSX Cloud 管理のファームを有効にすることはできません。このファーム用に選択する公開イメージには、NSX Agent がインストールされていることが必要です。イメージの公開前に NSX Agent をインストールする必要があります。Microsoft Azure 内の VMware NSX Cloud と Horizon Cloud ポッド とそのサブトピックを参照してください。
  • イメージのオペレーティング システムにユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) アプリケーションが含まれている場合は、エンド ユーザーがこれらの UWP アプリケーションをファームの RDSH 仮想マシンから使用できるよう、使用する方法を決定します。1 つの例として、イメージに Microsoft Windows 10 または 11 Enterprise マルチセッション オペレーティング システムがある場合があります。これらの UWP アプリケーションの使用を有効にするために選択した方法によって、ファームで使用する Active Directory の組織単位 (OU) が決まります。詳細については、RDSH 仮想マシンからの UWP アプリケーションの実行を許可するために Horizon Agent ポリシーを有効にするを参照してください。

手順

  1. 管理コンソールで、[インベントリ] > [ファーム] に移動します。
  2. [新規] をクリックしてウィザードを開始します。
  3. 必要に応じて選択を完了し、次の手順に進みます。
    注: 必要に応じてスクロール バーを使用して、すべての必須フィールドを表示します。
    オプション 説明
    名前 このファームの名前を入力します。
    説明 説明を入力します(オプション)。
    仮想マシン名 このファーム用に作成されたすべての RDSH 仮想マシンの基底名。仮想マシンの基底名の末尾には数字(win2016-1、win2016-2 など)が付加されます。名前は、文字から始まり、文字、ダッシュ、および数字のみで構成する必要があります。
    ファーム タイプ このファームがエンド ユーザーに提供するアセットのタイプを指定します。
    • このファームを使用してセッションベースのデスクトップを提供するには、[デスクトップ] を選択します。
    • このファームを使用してリモート アプリケーションへのアクセスを提供するには、[アプリケーション] を選択します。アプリケーション ファームを作成した後、新規アプリケーション ワークフローの [ファームからの自動スキャン] オプションを使用して、ファームの仮想マシンのオペレーティング システムからアプリケーション インベントリにアプリケーションをインポートできます。
    場所 RDSH イメージを持つポッドに関連付けられている場所を選択します。この選択は、[ポッド] フィールドの項目をフィルタし、選択した場所のポッドのみを表示します。
    ポッド ポッドを選択します。
    ヒント: 選択するポッドが表示されない場合は、 [場所] リストにポッドがない場所が表示されていないことを確認します。 [場所] フィールドは [ポッド] リストに表示され、選択した場所に関連付けられていないポッドを除外します。すでに場所にポッドがあり、そのポッドを削除するか別の場所に移動して、表示された場所にポッドが存在しなくなると、 [ポッド] リストにはエントリが表示されなくなります。場所はアルファベット順に表示されているため、画面を開くと、アルファベット順で最初の場所が自動的に選択されます。その場所にポッドが関連付けられていない場合は、場所を別のエントリに切り替える必要があります。
    [仮想マシン サブネットの指定] このトグルを有効にすると、ファームの仮想マシンの接続先とする特定のサブネットを 1 つ以上選択できます。トグルを有効にしたら、表示される一覧から特定のサブネットを選択できます。

    このトグルがオフに切り替えられている場合、ファームの仮想マシンはデフォルトでポッドのプライマリ仮想マシン サブネットに接続されます。

    モデルのフィルタリング 1 つ以上のフィルタを設定して、[モデル] ドロップダウン メニューで使用できるモデルを制御します。モデルは、タイプ、シリーズ、CPU の数、メモリ、およびタグでフィルタできます。モデルの選択の詳細については、Horizon Universal Console でのファームと割り当ての仮想マシン タイプとサイズの管理を参照してください。ここでは、[仮想マシンのタイプとサイズ] ページ([設定] > [仮想マシンのタイプとサイズ])のオプションについて説明しています。
    注: Windows 11 Enterprise オペレーティング システム ファームの場合は、[Gen1] または [Gen1、Gen2] モデルを選択してください。

    フィルタを設定するには、まずドロップダウン メニューで条件を選択し、次に目的の値を入力します。デフォルトでは、条件が「タグ」、値が「VMware 推奨」の単一のフィルタがあります。この最初のフィルタを編集し、And および Or 演算子によって接続されたフィルタをさらに追加できます。

    次に、フィルタに使用できる基準と、それぞれに入力できる値の説明を示します。
    • タイプ
      このオプションを選択すると、2 番目のドロップダウン メニューには使用可能な値が 1 つのみ表示されます。
      • GPU と高パフォーマンス - GPU を使用するモデル。
        注: GPU モデルを選択した場合、表示されるイメージのリストには「GPU を含める」フラグを選択して作成されたイメージのみが含まれるため、GPU モデルを使用してファームまたはプールを作成するにはそのようなイメージが少なくとも 1 つ必要です。GPU 以外のモデルを選択した場合、表示されるイメージのリストには、「GPU を含める」フラグなしで作成されたイメージのみが含まれます。
    • シリーズ

      このオプションを選択すると、2 番目のドロップダウン メニューから一連のモデルを選択できます。リストの一番上にある [フィルタ] テキスト ボックスにテキストを入力してこのリストをフィルタリングすることもできます。

    • CPU の数

      このオプションを選択すると、CPU 範囲を入力できます。

      重要: 本番環境では、予期しないエンドユーザー接続の問題を回避するために、2 個以上の CPU を持つ仮想マシン モデルを使用します。
    • メモリ

      このオプションを選択すると、メモリ範囲 (GB 単位) を入力できます。

    • タグ

      このオプションを選択すると、2 番目のドロップダウン メニューからタグを選択できます。リストの一番上にある [フィルタ] テキスト ボックスにテキストを入力してこのリストをフィルタリングすることもできます。ドロップダウン メニューで使用可能なタグは、ハードコードされたシステム タグと、[仮想マシンのタイプとサイズ] ページ([設定] > [仮想マシンのタイプとサイズ])で作成したカスタム タグの両方です。

    フィルタごとに次の手順を実行して、追加フィルタを設定できます。
    1. [追加] リンクをクリックします。
    2. 前のフィルタと作成中の新しいフィルタの間の演算子として And または Or を選択します。
    3. 新しいフィルタを設定するには、条件を選択して値を入力します。
    注: ファームを作成するために選択したモデルが今後使用できなくなった場合、ファームを拡張することはできません。この制限を除けば、ファームは完全に機能します。仮想マシン タイプが使用可能かどうかを確認するには、[仮想マシンのタイプとサイズ] ページ( [設定] > [仮想マシンのタイプとサイズ])に移動します。
    モデル ここで選択した項目は、[フィルタ モデル] で選択した条件に基づいてフィルタリングされます。ファームの RDSH 仮想マシンに使用する仮想マシン モデルを選択します。この選択は、ファームの RDSH 仮想マシンが作成されるときに使用される基盤となるリソースのセットをキャパシティ(コンピューティング、ストレージなど)の観点から定義します。使用可能な選択肢は、Microsoft Azure で使用可能な標準の仮想マシン サイズにマッピングされます。
    注: Windows 11 Enterprise オペレーティング システム ファームの場合は、[Gen1] または [Gen1、Gen2] モデルを選択してください。
    重要: 本番環境の場合は、2 個以上の CPU が搭載された仮想マシン モデルを選択します。VMware のスケール テストでは、2 個以上の CPU を使用することによって、予期しないエンドユーザー接続の問題を回避していることが示されています。システムによって、単一の CPU を搭載した仮想マシン モデルの選択が妨げられることはありませんが、このようなモデルはテスト用または事前検証用にのみ使用する必要があります。
    ディスク タイプ
    利用可能なオプションからサポートされているディスク タイプを選択します。ディスク タイプのオプションは、選択したモデル、および Azure サブスクリプションとリージョンに基づいています。一般的に使用可能なディスク タイプは次のとおりです。
    • 標準 HDD - デフォルトのディスク タイプ。
    • 標準 SSD
    • プレミアム SSD - このオプションは、プレミアム I/O をサポートするモデルを選択した場合にのみ表示されます。

    必要に応じて、後で選択内容を編集できます。

    ディスク サイズ
    ファームの仮想マシンの OS ディスク サイズを GiB 単位で入力します。
    • デフォルト値は、基本イメージの OS ディスク サイズ(通常は 127 GiB)です。
    • サイズを編集する場合、入力する値は基本イメージの OS ディスク サイズよりも大きくなければなりません。また、選択したモデルでサポートされる最大サイズ(通常は 1024 GiB)を超えることはできません。
    • この値は、必要に応じて後で編集することもできます。
    重要: ディスク サイズを編集する場合は、仮想マシンが予期したとおりに作成されるように、追加のアクションを実行する必要があります。詳細については、 ファームまたは VDI デスクトップ割り当てのディスク サイズが増加した場合に必要な管理者のアクションを参照してください。
    イメージ RDSH イメージを選択します。
    重要:
    • イメージのオペレーティング システムにユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) アプリケーションが含まれている場合は、エンド ユーザーがファームの RDSH 仮想マシンからこれらの UWP アプリケーションを確実に使用できるようにするために、実行する必要がある追加の操作を選択します。詳細については、RDSH 仮想マシンからの UWP アプリケーションの実行を許可するために Horizon Agent ポリシーを有効にするを参照してください。
    • [NSX Cloud 管理][はい] に設定する場合は、ここで選択したイメージに NSX Agent がインストールされていることを確認します。ファームの仮想マシンで NSX Cloud 管理機能を使用するには、このファーム用に選択したイメージに NSX Agent がインストールされている必要があります。システムは、ファームを作成するときに、選択したイメージに NSX Agent があるかどうかを検証しません。
    優先プロトコル エンド ユーザー セッションで使用するデフォルトの表示プロトコルを選択します。

    デフォルトのプロトコルではなく、別のプロトコルが使用される状況が発生する場合があります。たとえば、クライアント デバイスがデフォルトのプロトコルをサポートしない場合や、エンド ユーザーが、選択されているデフォルト プロトコルよりも他のプロトコルを優先して使用する場合があります。

    優先クライアント タイプ エンド ユーザーが Workspace ONE Access からセッションベースのデスクトップを起動するときに使用する優先クライアント タイプを選択します。これは Horizon Client、または HTML Access 用のブラウザのいずれかになります。
    ドメイン お使いの環境に登録されている Active Directory ドメインを選択します。
    ドメインへの参加 [はい] を選択し、ファームの仮想マシンが作成後に自動的にドメインに参加されるようにします。
    ディスクの暗号化 ファームの仮想マシンで暗号化されたディスクを使用するように [はい] を選択します。
    重要: ディスクを暗号化する場合は、ファームを作成するときにこれを選択する必要があります。ファームを作成した後はディスク暗号化を追加できません。
    NSX Cloud 管理 ファームの仮想マシンで NSX Cloud の機能を使用できるように、[はい] を選択します。Microsoft Azure のファームでの NSX Cloud 機能の使用については、Microsoft Azure 内の VMware NSX Cloud と Horizon Cloud ポッドおよびそのサブトピックを参照してください。
    重要:
    • ファームの仮想マシンで NSX Cloud を使用する場合は、ファームの作成時にこの選択を行う必要があります。NSX Cloud 管理は、ファーム作成後に有効にすることはできません。
    • 仮想マシンで NSX Cloud 管理機能を使用するには、このファーム用に選択したイメージに NSX Agent がインストールされている必要があります。この設定を [はい] に切り替えるときは、[イメージ] で選択したイメージに NSX Agent がインストールされている必要があります。システムは、ファームを作成するときに、選択したイメージに NSX Agent があるかどうかを検証しません。

    仮想マシンの最小数

    仮想マシンの最大数

    このファームに含める RDSH 仮想マシンの最小数と最大数を指定します。ファームが最初に作成されると、システムは [仮想マシンの最大数] フィールドで指定された数の仮想マシンを展開し、次に [仮想マシンの最小数] で指定された数以外の仮想マシンをパワーオフします。

    仮想マシンの最小数のみが最初にパワーオンされます。エンド ユーザーの要求が増加すると、システムは [仮想マシンの最大数] の設定を上限として追加の仮想マシンをパワーオンします。その後、エンド ユーザーの要求が減少すると、システムは [仮想マシンの最小数] の設定を下限として仮想マシンをパワーオフします。システムによって仮想マシンがパワーオフされる前に、サーバからユーザー セッションが完全になくなっている必要があります。

    [仮想マシンの最小数] にゼロ (0) を指定すると、ファームに対するエンド ユーザーからのセッションの要求がなくなった時点で、システムはファームのすべての RDSH 仮想マシンをパワーオフすることになります。[仮想マシンの最小数] にゼロ (0) を入力する場合は、[パワーオフ保護時間] フィールドを使用し、残りのパワーオン状態の仮想マシンにユーザー セッションがないと判断した後に、仮想マシンをパワーオフするまでシステムを待機させる時間を指定します。

    パワーオフ保護時間 システムが自動的にパワーオンしているファームの仮想マシンをパワーオフするまでの待機時間(分)を指定します。1 から 60 の値を入力できます。デフォルトは 30 分です。

    この保護時間は主として、システムがファームの仮想マシンを通常どおりパワーオフする状況で使用されます。この [パワーオフ保護時間] 設定を使用すると、仮想マシンのパワーオフを開始するまでに、システムを指定された時間待機させることができます。デフォルトの待機時間は 30 分です。

    仮想マシン 1 台あたりのセッション数 このファームで許可される仮想マシンあたりの同時実行エンド ユーザー セッションの数を指定します。

    Microsoft Azure のポッドの場合、ユーザー密度のパフォーマンス テストに基づき、いくつかの最大値をお勧めします。これらの推奨設定とその背後にある分析に関する詳細については、vmware.com のテクニカル ペーパー『VMware Horizon Cloud Service™ on Microsoft Azure RDS Desktop and Application Scalability』を参照してください。

    注: GPU 対応イメージが NVIDIA GRID テクノロジーと Microsoft Windows Server 2012 R2 を搭載した Azure 仮想マシン シリーズに基づいている場合、NVIDIA ドライバの制限により、RDSH 仮想マシンでそのイメージを使用するファームは、仮想マシンごとに最大 20 セッションに制限されます。この特定の組み合わせ(GPU N シリーズ モデル、NVIDA ドライバ、および Microsoft Windows Server 2012 R2 に基づくイメージ)がある場合は、ここでは 20 を超える値を指定しないでください。
    Windows ライセンスの質問 このウィザードでは、イメージ内にあり、ファームの RDSH 仮想マシンに入ることになる Microsoft Windows オペレーティング システムを使用するための適格なライセンスがあることを確認するよう求められます。画面に表示される指示に従います。
    オプションで、詳細プロパティを構成します。
    オプション 説明
    コンピュータの OU ファーム仮想マシンが配置される Active Directory 組織単位。識別名(たとえば、OU=RootOrgName,DC=DomainComponent,DC=eng など)を使用して Active Directory 組織単位を入力します。OU およびネストされた OU 内の各パスには、文字、数字、特殊文字、および空白の任意の組み合わせを含めることができ、最大で 64 文字にすることができます。

    ネストされた組織単位を使用する必要がある場合は、ネストされた Active Directory ドメイン組織単位の使用についての考慮事項を参照してください。

    注: [コンピュータの OU]CN=Computers に設定されている場合、システムは、仮想マシンのデフォルトの Active Directory Computers コンテナを使用します。Active Directory には、組織単位クラスのコンテナにリダイレクトされるデフォルトのコンテナがあります。
    1 回実行スクリプト (オプション)仮想マシン作成プロセス後にファーム仮想マシンで実行するスクリプトの場所。
    注: 仮想マシンを再起動するため、スクリプトは仮想マシンを再起動する手順で終了する必要があります。再起動のための Windows コマンド ラインを以下に示します。
    shutdown /r /t 0

    Microsoft Windows システムの準備 (Sysprep) プロセス後に、スクリプトが実行されます。システムがファーム仮想マシンを作成すると、仮想マシンが起動し、Windows オペレーティング システムで Sysprep プロセスを完了します。Sysprep プロセスが完了すると、仮想マシン内のエージェントはドメイン参加を実行します。同時に、エージェントはここで指定するスクリプト パスを取得します。エージェントは Windows RunOnce パス (System run once) を設定し、仮想マシンを再起動します。次の再起動時に、システムはローカル管理者アカウントを使用して Windows オペレーティング システムにログインし、スクリプトを実行します。

    Azure リソース タグ

    (オプション)Azure リソース グループに適用するカスタム タグを作成します。Azure リソース タグはリソース グループにのみ適用され、グループ内のリソースには継承されません。

    最初のタグを作成するには、[名前] と [値] のフィールドに情報を入力します。追加のタグを作成するには、[追加] をクリックし、既存のフィールドの下に表示される [名前] と [値] のフィールドに情報を入力します。

    • 最大 10 個のタグを作成できます。
    • タグの名前は 512 文字に制限され、タグの値は 256 文字に制限されます。ストレージ アカウントの場合、タグの名前は 128 文字に制限され、タグの値は 256 文字に制限されます。
    • タグの名前には次の文字を含めることはできません。

      < > % & \ ? /

    • タグの名前には、大文字と小文字を区別しない文字列(azurewindowsmicrosoft)は使用できません。

    ファームが作成されると、Azure リソース タグを追加したり、そのファームのタグを編集または削除することができます。

  4. ウィザードの次の手順で、フィールドに情報を入力し、該当する項目を選択して、[次へ] をクリックします。
    オプション 説明
    ローリング メンテナンス メンテナンスのタイプを選択します。タイム ケーデンスに基づくメンテナンス([スケジュール])またはこのファームの仮想マシンに対するユーザー セッションに基づくメンテナンス([セッション])があります。

    [スケジュール] が選択されている場合は、日または週単位でのメンテナンス ケーデンスを構成します。日単位の繰り返しを選択する場合は、メンテナンスが開始する時刻を指定します。週単位の繰り返しを選択する場合は、曜日と時刻の両方を指定します。

    [セッション] が選択されている場合は、ファームがローリング メンテナンスを開始するセッション数を指定します。

    注: 15 分以内にログオフされたセッションは、ローリング メンテナンスの計算の対象になりません。これは実行時間の短いセッションの数に基づいて仮想マシンの再起動または再構築が行われるのを防ぐためです。

    [同時に静止する仮想マシン数] フィールドで、同時に静止状態にすることができるファーム仮想マシンの数を指定します。仮想マシンが静止状態になると、仮想マシンではその仮想マシンにすでに接続されているユーザー セッションについては処理を継続しますが、新しいユーザー接続を受け入れません。

    簡単な例については、ファームのローリング メンテナンスの例を参照してください。

    仮想マシンのアクション メンテナンス中の仮想マシンに対してシステムが実行するアクションを選択します。
    • [再起動] を選択すると、仮想マシンが再起動されます。
    • [再起動] により、仮想マシンはまず削除されてから、ファームの関連付けられたイメージに基づいて再プロビジョニングされます。

    未使用の仮想マシンをパワーオフするように選択した場合でも、クラウド環境ではある程度の量のストレージが使用されます。

    電源管理

    これらの電源管理設定は、セッションによる仮想マシンの使用率に応じてシステムがファーム内のパワーオンされたファーム仮想マシンの数を自動的に増やしたり減らしたりする際のしきい値に関連します。使用率が増えて上限を超えると、システムは自動的に未使用の仮想マシンを 1 台起動します。使用率が減って下限を下回ると、システムは仮想マシンを使用されなくなるまでドレインします。続いて、システムは仮想マシンをシャットダウンし、その割り当てを解除します。

    電源管理の選択は、キャパシティのコストと迅速な可用性のバランスを取ります。

    • 後からではなく、すぐに次の仮想マシンをパワーオンする場合は、[最適化されたパフォーマンス] を選択します。ユーザーが要求するよりも早く次の仮想マシンを準備することで電源の消費は増えますが、ユーザーがログインしたときにはすでに仮想マシンは起動しているので、そのようなユーザーの要求を満たすのに有効です。
    • 次の仮想マシンをパワーオンするまで最大可能な時間待機するように設定する場合は、[最適化された電源] を選択します。仮想マシンの占有率は、システムが次の仮想マシンを起動する前に高くなります。既存の仮想マシンの使用率を高めることでキャパシティのコストは最小限に抑えられますが、この設定では新規ユーザーがログインするときに遅延が発生する可能性が高くなります。これは、システムが仮想マシンをパワーオンするまで待機が必要な場合があるためです。
    • キャパシティのコストとユーザーに対する可用性までの時間のバランスを取るには [バランシング済み] を選択します。

    各選択のしきい値の上限と下限は次のとおりです。

    • [最適化されたパフォーマンス]
      • 低いしきい値:23%
      • 高いしきい値:50%
    • [最適化された電源]
      • 低いしきい値:38%
      • 高いしきい値:80%
    • [バランシング済み]
      • 低いしきい値:31%
      • 高いしきい値:66%

    Horizon Cloud の電源管理機能の詳細な説明、およびさまざまなシナリオでのこの機能の作業方法については、vmware.com のテクニカル ペーパー『VMware Horizon Cloud Service™ on Microsoft Azure RDS Desktop and Application Scalability』を参照してください。

    タイムアウト処理 システムで特定の種類のユーザー セッションを処理する方法を設定します。
    注: これらの設定によって管理されるユーザー セッションは、RDS セッション デスクトップまたはアプリケーションの Windows オペレーティング システム セッションへのユーザー ログインです。これらのセッションは、 Horizon ClientHorizon HTML Access、または Workspace ONE のユーザー ログインではありません。

    ユーザーのセッションは、このファームの RDSH 仮想マシンから提供されるセッションベースのデスクトップまたはリモート アプリケーションの基礎となる Windows オペレーティング システムに対してユーザーが認証されると開始します。

    • [空のセッション タイムアウト] - アプリケーション ファームに対して、アイドル状態のユーザー セッションをシステムがどのように処理するか、すなわちアイドル状態のセッションをタイムアウトしないか、指定した時間(分)が経過した後でタイムアウトするかを選択します。アイドル タイムアウトは、セッションベースのデスクトップやアプリケーションではなく、エンドポイント デバイスでのアクティビティに基づきます。アイドル状態のセッションをタイムアウトするように指定した場合は、タイムアウト時間が経過したときの処理、すなわちセッションを切断するか、ユーザーをログオフするかを選択します。セッションの切断を選択した場合、セッションはネットワークから切断され、メモリに保存されます。セッションのログオフを選択した場合、セッションはメモリに保持されず、未保存のドキュメントは失われます。
    • [切断済みセッションのログオフ] - 切断されたセッションからシステムがいつユーザーをログオフするかを選択します。
    • [セッションの最大有効期間] - システムが単一のユーザー セッションに対して許可する最大分数を指定します。
    セッション タイムアウトの間隔 この間隔は、システムがこのファームによって提供されるセッションベースのデスクトップまたはアプリケーションから強制的にログオフする前に、エンド ユーザーのセッションがアイドル状態を保持する時間です。このタイムアウトは、基盤となる Windows オペレーティング システムへのログイン セッションに適用されます。ここで指定する時間は、エンド ユーザーの Horizon Client または HTML Access ログイン セッションを制御するタイムアウト設定とは別のものです。
    注意: 基盤となる Windows オペレーティング システムのセッションでシステムが強制的にログオフすると、保存されていないデータは失われます。データが意図せずに失われるのを防ぐには、エンド ユーザーのビジネス ニーズに応じてこの間隔の値を十分に大きくします。

    デフォルトの間隔は 1 日(1440 分)です。

    注: タイムアウトの間隔に達する前にユーザー アクティビティが発生しない場合、30 秒以内に [OK] をクリックしないとログオフされることを示すメッセージがユーザーに表示されます。ログアウトが発生すると、ドキュメントやファイルなど、保存されていないユーザー データは失われます。
    電源管理をスケジュール

    Microsoft Azure でファームの仮想マシンの省電力とパフォーマンスを最適化するために、週単位で繰り返し、このファーム内のパワーオン状態の仮想マシンの最小数を調整するスケジュールを任意に構成することができます。次に例を示します。

    • エンド ユーザーがデスクトップまたはリモート アプリケーションを使用していない週末や夜間の時間帯に対しては、パワーオン状態の仮想マシンの数がゼロまたは少なくなるようスケジュール設定することができます。
    • エンド ユーザーの需要が増大することが予測できる特定の日数や特定の時間幅に対しては、その需要を満たすには利用可能になるパワーオン状態の仮想マシンの最小数が増加するスケジュールを設定できます。

    ファームに対して最大 10 個のスケジュールを指定できます。期間が重複しているのに、仮想マシンの最小数の指定値が異なっているスケジュールがある場合は、システムはその重複する期間において大きい値の方の仮想マシンの最小数を使用します。

    1. [+] アイコンをクリックして [電源管理をスケジュール] セクションで最初の行を追加します。
    2. 1 番目のスケジュールの識別名を入力します。
    3. 1 番目のスケジュールの日数を選択します。
      注: 行が追加されると、1 日がデフォルトで選択されます。選択した日をこのスケジュールに含めないようにするには、ドロップダウンをクリックしてその選択された日の選択を解除します。
    4. 指定された日数の該当する時間を指定します。次のいずれかを行います。
      • 指定した日数のすべての時間帯でこのスケジュールを有効にするには、[全日] チェック ボックスを選択します。
      • それぞれの日に期間の開始時間と終了時間を指定します。
        注: 暗号化された仮想マシンは、暗号化されていない仮想マシンよりもパワーオンに時間がかかります。 [ディスクの暗号化][はい] に設定し、暗号化された仮想マシンのエンド ユーザー接続が、一日のうちの特定の時間帯に 100% 利用できるように設定したい場合、起動時間をその時間よりも早く設定する必要があります。 暗号化された仮想マシンが多数ある場合のファームと VDI デスクトップの割り当ての電源管理のスケジューリングを参照してください。
    5. タイムゾーンを選択します。エンド ユーザーの場所に最も近いタイムゾーンが推奨されます。選択されたタイムゾーンに適した夏時間が自動的に適用されます。
      注: 2 つのスケジュールで同じタイム ゾーン設定が使用されていて、時間の重複がある場合、警告が表示されます。ただし、2 つのスケジュールのタイム ゾーン設定が異なっていて、重複がある場合は、この警告は表示されません。例として、全日土曜日のスケジュールが 2 つ設定されていて、1 つが [ヨーロッパ/ロンドン] タイム ゾーンを選択していてもう 1 つが [アメリカ/トロント] を選択している場合、重複についての警告は表示されません。
    6. [仮想マシンの最小数] フィールドに、指定した期間内にパワーオンする仮想マシンの最小数を入力します。指定された期間内に、入力した最小数の仮想マシンがパワーオンされ、その期間内でのエンド ユーザーの要求に対応するために使用できます。この数の範囲は 0 からファームの [仮想マシンの最大数] に指定された数の間になります。この数値がゼロ (0) で、スケジュールの開始時点でアクティブなエンド ユーザー セッションがない場合は、ファームの仮想マシンがパワーオフされます。このシナリオでは、その後エンド ユーザーがスケジュールされた期間内にこのファームによって提供されるデスクトップまたはアプリケーションに接続しようとすると、デスクトップまたはアプリケーションが使用可能な状態になるまで遅延が発生します。これは、基板となる仮想マシンをパワーオンする必要があるためです。
  5. ウィザードの [ロード バランシング] の手順で、[ログインのしきい値] に値を入力します。この設定は、指定した期間内に許可されるログイン数を制御します。この値を超えると、仮想マシンの新しいセッションの割り当て先としての優先度が下がります。たとえば、[ログインのしきい値] に 30 秒ごとのログイン回数が 3 に設定されている場合、過去 30 秒以内に仮想マシン 1 にログインしたセッション数が 3 であれば、次のセッションは仮想マシン 2 に割り当てられる、という具合です。
    注: 古い環境を使用している場合、またはファームのエージェントが最新バージョンではない場合、[ロード バランシング] の設定が表示されない、または無効になる可能性があります。
  6. [セッション ホストのロード バランシングの設定] のフィールドに入力します。
    • Horizon Cloud Agent は、最初の 5 つの設定([CPU 使用率のしきい値][メモリ使用率のしきい値][ディスク キュー長のしきい値][ディスクの読み取り遅延のしきい値][ディスクの書き込み遅延のしきい値])を使用して、仮想マシンの負荷を測定するエージェント ロード インデックス(0 ~ 100 の値)を計算します。
    • 最後の設定の [ロード インデックスのしきい値] は、仮想マシンが満杯であると見なされるエージェント ロード インデックスの値です。
      重要: エージェント ロード インデックスは電源管理では重要な役割を果たすため、環境内で消費電力とパフォーマンスの必要なバランスを取ることができるように、これらの設定に適切な値を選択することが重要です。

    エージェント ロード インデックスが電源管理に与える影響の詳細については、Horizon Cloud のファームの電源管理とロード バランシングについてを参照してください。

    オプション 説明
    CPU 使用率のしきい値 CPU 使用率のしきい値 (%)。0 ~ 100 の値を設定できます。推奨値は 90 で、これはデフォルト値でもあります。
    メモリ使用率のしきい値 メモリ使用率のしきい値 (%)。0 ~ 100 の値を設定できます。推奨値は 90 で、これはデフォルト値でもあります。
    ディスク キュー長のしきい値 サンプリング時間中、選択されたディスクのキューに入った読み取り要求と書き込み要求の両方の平均数のしきい値。任意の正の整数を設定できます。デフォルトでは、この設定はロード バランシングで考慮されません。デフォルト値は 0 です。
    ディスクの読み取り遅延のしきい値 ディスクからのデータ読み取りの平均時間のしきい値(ミリ秒)。任意の正の整数を設定できます。デフォルトでは、この設定はロード バランシングで考慮されません。デフォルト値は 0 です。
    ディスクの書き込み遅延のしきい値 ディスクへのデータ書き込みの平均時間のしきい値(ミリ秒)。任意の正の整数を設定できます。デフォルトでは、この設定はロード バランシングで考慮されません。デフォルト値は 0 です。
    ロード インデックスのしきい値 仮想マシンが満杯であると見なされ、新しいセッションが割り当てられなくなるエージェント ロード インデックスの値。値は 0 ~ 100 の範囲で入力できます。デフォルト値は 90 です。
    注: 電源管理の高しきい値よりも大きい値にする必要がある場合、システムはこの値を修正します。これで効果的な電源管理が確保されます。
  7. [次へ] をクリックします。
  8. ウィザードの [サマリ] の手順で、設定を確認し、[送信] をクリックしてファームの作成を開始します。

結果

システムは、ファームの作成を開始します。[アクティビティ] ページを使用して進行状況を監視できます。[ファーム] ページでファームのステータスに緑色のドットが表示されている場合は、ファームを使用する準備ができています。

注: 暗号化されたファーム仮想マシンの作成は、暗号化されていない仮想マシンの作成の約 2 倍の時間がかかります。その結果、ディスクの暗号化が有効になっているファームを作成する場合は、無効になっている場合と比べて、開始から完了までの時間が約 2 倍かかります。

また、イメージ仮想マシンにデータ ディスクがある場合は、そのイメージ仮想マシンに基づいて、暗号化されたファーム仮想マシンを作成するための追加の時間が必要になります。より大きい、テラバイト単位のサイズのデータ ディスクでは、極めて長い時間がかかります。

次のタスク

デスクトップ ファームを作成した場合は、Horizon Cloud ポッド - RDS ベースのセッション デスクトップ割り当てを作成して、エンド ユーザーのために RDS ホストからのデスクトップ セッションを提供するの手順に従ってエンド ユーザーのセッションベースのデスクトップ割り当てを作成します。

注: エンド ユーザーが Microsoft Windows 10 または 11 マルチセッション オペレーティング システムで App Volumes アプリケーションを使用できるようにデスクトップ ファームを作成した場合は、続いて次のワークフローを実行する必要があります。
  1. インポート ワークフローを使用して、App Volumes アプリケーションがアプリケーション インベントリに追加されているようにします。または、インポート ワークフローの代わりに、Windows 10 または 11 クライアント オペレーティング システムに基づいた別のイメージを使用し、作成ワークフローを使用して、その Windows 10 または 11 クライアント システムからインベントリにアプリケーションをキャプチャできます。これらのアプリケーションの使用資格をユーザーに割り当てることができます。それらのアプリケーションは、クライアント タイプの Windows 10 または 11 オペレーティング システムからキャプチャされた場合でも、このファームに基づくセッションベースのデスクトップで使用できます。
  2. App Volumes 割り当てを作成して、当該アプリケーションの使用資格をユーザーに付与します。
  3. セッションベースのデスクトップ割り当てを作成して、このファームに基づき、セッションベースのデスクトップの使用資格をユーザーに付与します。

アプリケーション ファームを作成した場合は、そのファームをスキャンしてアプリケーションを Horizon Cloud にロードし、エンド ユーザーがそのファームからリモート アプリケーションを使用できるようにアプリケーション割り当てを作成します。

詳細については、Horizon Cloud インベントリ内のアプリケーションリモート アプリケーション - Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッドによってプロビジョニングされた RDSH ファームからのインポート、およびリモート アプリケーション - Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッドによってプロビジョニングされたリモート アプリケーションのリモート アプリケーション割り当ての作成を参照してください。

特別なポートを開く必要があるアプリケーションがこのファームのイメージにある場合、このファームに関連付けられたネットワーク セキュリティ グループ (NSG) を Microsoft Azure で変更する必要があります。NSG の詳細については、Horizon Cloud ポッド内のネットワーク セキュリティ グループとファームについてを参照してください。

このファームに NSX Cloud 管理を指定した場合は、NSX Cloud 環境の Service Manager (CSM) を使用して、NSX Cloud でファームの仮想マシンが管理されていることを確認できます。ユーザー環境の CSM にログインし、[クラウド] > [Azure] > [インスタンス] の順に移動します。その [インスタンス] ページに、ファームの仮想マシンの管理対象のステータスが表示されたら、それらに NSX ポリシーの実装を開始できます。