vRealize Business for Cloud は、SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 12 Service Pack 3 をサポートしています。(SLES11 でサポートされていた)6.2.3 バージョンからのアップグレード プロセスには、サーバのデプロイおよびデータの移行が必要です。

注: アップグレードが完了すると、デマンド分析のコストのトレンドとその詳細は失われます。また、 [デマンド分析] オプションの名前が [消費分析] に変わり、いくつかの機能が追加されます。

vRealize Business for Cloud のデプロイの手順の詳細については、vSphere への vRealize Business for Cloud 仮想アプライアンスのデプロイおよびvCloud Director への vRealize Business for Cloud 仮想アプライアンスのデプロイを参照してください。

前提条件

  • 最新バージョンの vRealize Business for Cloud にアップグレードするには、6.2.3 セットアップを使用している必要があります。
    注: 以前のバージョンを使用している場合は、バージョン 6.2.3 にアップグレードしてから、 vRealize Business for Cloud 7.1 に移行する必要があります。最新バージョンの vRealize Business for Cloud には、 vRealize Business for Cloud 7.1 への移行後にアップグレードすることができます。
  • 前の仮想アプライアンスで SSH 設定を有効にします。SSH 設定の有効化または無効化を参照してください。
  • 仮想アプライアンスのスナップショットを作成します。
  • コスト計算が完了し、システムのステータスが緑であることを確認します。
  • すべての Azure エンドポイントで、データ収集プロセスが 1 回以上完了していることを確認します。
    1. vRealize Business for Cloud[システム ステータス] ページを開きます。
    2. [Microsoft Azure データ コレクション] を展開します。
    3. [前回成功した実行] 列に値が含まれていないエンドポイントを検索します。
    4. 次の手順で、このアカウントを vRealize Business for Cloudから削除します。
      1. [管理] タブに進みます。
      2. [パブリック クラウド アカウントの管理] > [Microsoft Azure] を展開します。
      3. アカウント タイプを展開します。
      4. データ収集が完了していないエンドポイントを削除します。

      アップグレード後に、このエンドポイントを追加し直す必要があります。

手順

  1. バージョン 7.1 の vRealize Business for CloudvSphere または vCloud Director にデプロイします。
  2. Web コンソール (https://vRealize_Business_for_Cloud_IP_address:5480) にログインします。
  3. [Migrator] タブをクリックします。
  4. IP アドレス、ユーザー名、パスワードなど、以前の仮想アプライアンスの詳細を入力します。
  5. [移行] をクリックします。
    移行プロセスには時間がかかります。移行プロセスが完了すると、確認メッセージが表示されます。
  6. 最新バージョンの vRealize Business for Cloud にアップグレードします。
  7. (オプション) vRealize AutomationvRealize Business for Cloud を登録します。
    vRealize Business for Cloud 6.x に登録された vRealize Automation のインスタンスに登録する場合は、 vRealize Business for Cloud 6.x から登録を解除してから、 vRealize Business for Cloud の最新版に登録してください。

次のタスク

以前のバージョンで Azure の非 EA アカウントを追加した場合は、アカウントを編集する必要があります。詳細については、vRealize Business for Cloudでの Microsoft Azure アカウントの管理を参照してください。