このドキュメント ページでは、第 1 世代 Horizon Universal Console の [マルチポッド イメージ] ユーザー インターフェイスで使用可能なオプションについて説明します。

重要: この情報は、第 1 世代の制御プレーンで第 1 世代のテナント環境にアクセスできる場合にのみ適用されます。 KB-92424 で説明されているように、第 1 世代の制御プレーンは提供終了 (EOA) となりました。詳細については、該当記事を参照してください。

簡単な紹介

コンソールでは、ナビゲーション ラベル [イメージ - マルチポッド][イメージ - マルチポッド] の 2 つの異なるイメージ関連ページに移動できます。

ここで説明した [マルチポッド イメージ] ページは、Horizon Image Management Service のマルチポッド対応イメージのすべての機能を提供します。[イメージ] ページには、シングルポッド イメージの機能のみが表示されます。シングル ポッド イメージの詳細については、Microsoft Azure での Horizon Cloud ポッドの公開イメージの管理を参照してください。

[マルチポッド イメージ] ページにはイメージ カタログに登録されたイメージのダッシュボード表示があり、管理対象イメージとイメージ バージョンに関する詳細を表示できます。[マルチポッド イメージ] ページは、Horizon Image Management Service アクションを開始するコマンド センターとしても機能します。

コンソールの [マルチポッド イメージ] ページで、詳細を表示し、管理対象イメージのアクションを開始できます。次に、このメイン ページからサブページに移動して、各イメージのバージョンに関する詳細を表示できます。

マルチポッド イメージ - メイン ページ

コンソールで [マルチポッド イメージ] ページを表示するには、[インベントリ] > [イメージ - マルチポッド] を選択します。

表 1. メインの [マルチポッド イメージ] ページのイメージごとの情報列
説明
ステータス イメージの可用性ステータス:
  • インポートおよび公開プロセスでは、この列には進行中 (操作が進行中であることを表す矢印が回転したアイコン) のステータスが表示されます。
  • イメージの公開が完了すると、この列には [利用可能] ステータスが表示され、イメージを管理してデスクトップ割り当てに使用する準備ができたことを示します。
イメージ名 イメージをイメージ カタログに追加したときに定義したイメージの名前。
説明 イメージをイメージ カタログに追加したときにオプションで定義したイメージの説明。
バージョン 作成したイメージのバージョン番号。
プラットフォーム この列は、イメージごとに、そのイメージに関連するデプロイ タイプを簡単に示します。
  • Private Data Center は、イメージが Horizon ポッド デプロイの vSphere 環境をソースとしていることを示します。
  • Microsoft Azure は、イメージが Horizon Cloud on Microsoft Azure デプロイをソースとしていることを示します。
注目: イメージは、同じポッド デプロイ タイプを共有するポッドにのみ公開できます。たとえば、 Horizon デプロイのイメージは同じタイプにのみ公開でき、 Horizon Cloud on Microsoft Azure デプロイのイメージは Horizon Cloud on Microsoft Azure デプロイにのみ公開できます。
オペレーティング システム イメージのオペレーティング システム。
更新日 イメージに対して行われた最新の変更のタイムスタンプ。

メイン ページには、次の表で説明するアクションを開始できるボタンも含まれています。これらのアクション ボタンの多くにアクセスするには、最初にイメージの行の左端にある選択ボタンをクリックして、そのイメージを選択する必要があります。

表 2. メインの [マルチポッド イメージ] ページから使用可能なアクション
アクション 説明
OS 最適化ツール ページの上部に、Windows OS Optimization Tool for VMware Horizon 製品のダウンロード ページへのリンクを含むバナーがあります。この製品は、Horizon Cloud で使用するために Microsoft Windows および Microsoft Windows Server システムを準備および最適化します。
Azure Marketplace からの作成 [仮想マシンのインポート - Marketplace] ウィザードを開きます。このウィザードでは、Microsoft Azure Marketplace からイメージ カタログにソース イメージをインポートできます。Microsoft Azure Marketplace から仮想マシンをインポートしてイメージを作成するを参照してください。
このオプションを使用するには:
  • Horizon ポッドと Horizon Cloud ポッドが混合している場合は、[新規] > [Azure Marketplace からの作成] をクリックします。
  • Horizon Cloud ポッドしかない場合は、[新規] をクリックします。
vCenter Server からインポートする イメージのインポート ウィザードを開きます。このウィザードでは、vCenter Server インスタンスからイメージ カタログにソース イメージをインポートできます。第 1 世代テナント - IMS および Horizon 8 ポッド - イメージを vCenter Server からイメージ カタログにインポートするを参照してください。
このオプションを使用するには:
  • ポッド フリートが、Connection Server に基づく Horizon ポッドと、Microsoft Azure のポッド マネージャ ベースのポッドの両方で構成されている場合は、[新規] > [vCenter Server からインポートする] をクリックします。
  • ポッド フリートが Horizon ポッド(Connection Server で実行されるポッド)のみで構成されている場合は、[新規] をクリックします。
編集 イメージ カタログに登録されているイメージの説明を編集できます。イメージの詳細の編集を参照してください。
無効にする イメージを無効の状態にします。イメージを無効にすると、そのイメージの下のバージョンを新しいデスクトップ割り当てに使用できなくなります。

すでにイメージのバージョンを使用している既存のデスクトップ割り当ては影響を受けません。

注: このオプションは、 Connection Server に基づく Horizon ポッドでのみ使用できます。
認証情報の設定 vCenter Server インスタンスにアクセスするためのユーザー ログイン情報を設定できます。第 1 世代 Horizon Cloud、IMS、および Horizon 8 ポッド - vCenter Server インスタンスの構成を参照してください。

このオプションを使用するには、[vCenter Server] > [認証情報の設定] を選択します。

注: Connection Server に基づく Horizon ポッドがない場合、このオプションは表示されません。
イメージ インベントリのスキャン イメージがないか vCenter Server インスタンスをスキャンします。

このオプションを使用するには、[vCenter Server] > [イメージ インベントリのスキャン] を選択します。

注: Connection Server に基づく Horizon ポッドがない場合、このオプションは表示されません。
有効にする 無効にされたイメージを有効な状態に戻します。新しいデスクトップ割り当てでは、有効なイメージのバージョンを使用できます。
注: Connection Server に基づく Horizon ポッドがない場合、このオプションは表示されません。
再スキャンのステータス ポッドのトポロジ(vCenter Server、データストア、ホスト、クラスタ、データストア パス)を再スキャンし、ポッドが接続されてから発生した変更を報告します。
  • イメージの準備中にこのタスクを実行することはできません。
  • 再スキャンが実行されている間は、[vCenter Server からインポートする] および [認証情報の設定] オプションは使用できません。
更新アイコン ページの表示を更新します。
イメージ カタログ使用量レポートのダウンロード アイコン イメージ カタログ使用量レポートをダウンロードします。このレポートには、すべてのイメージとイメージ バージョン データが CSV 形式で含まれています。

イメージの名前をクリックすると、そのイメージの詳細なサブページが開きます。

イメージの詳細ページ

イメージの詳細ページを開くには、メインの [マルチポッド イメージ] ページでイメージ名をクリックします。

イメージに関する情報は、ページ上部のヘッダーに表示されます。この情報には、イメージの名前、ステータス、OS、およびイメージに登録されているバージョンの数が含まれます。

イメージ バージョンは、ヘッダーの下のリストに表示されます。各イメージ バージョンに関する情報は、リストの列に表示されます。

表 3. イメージの詳細ページのバージョンごとの情報列
説明
ステータス イメージ バージョンの可用性ステータス:
  • 最初にバージョンをインポート、作成、または公開するとき、この列には進行中 (操作が進行中であることを表す矢印が回転したアイコン) のステータスが表示されます。進行中ステータスは、マーカーの関連付けの変更など他のタイプの変更が行なわれているイメージ バージョンに対しても適用されます。
  • バージョンのインポートまたは作成が完了すると、この列には [展開の完了] ステータスが表示され、バージョンが公開可能であることを示します。
  • バージョンの公開が完了すると、この列には [利用可能] ステータスが表示され、デスクトップ割り当てでバージョンを使用する準備ができていることを示します。
  • バージョンのインポートまたは公開を試みているときに問題が発生した場合、この列には [失敗] ステータスが表示されます。ステータスの横にある情報アイコン(使用可能な場合)をクリックして、考えられる失敗の原因に関する詳細を表示できます。
バージョン イメージ バージョンの数字ラベル。
  • メジャー バージョンは整数としてラベル付けされます(たとえば、2.0)。
  • マイナー バージョンは、ドット増分でラベル付けされます(たとえば、1.1)。
マーカー イメージ バージョンに割り当てられたマーカーのリスト。

マーカーは、イメージをインポートまたは作成するとき、または新しいバージョンのイメージを作成するときに、管理者がイメージ バージョンに付けるタグまたはラベルのようなものです。マーカーは、後でそのイメージ バージョンに基づいてマルチクラウド割り当てを作成するときに参照する目的で設定します。

説明 イメージ バージョンを作成したときにオプションで定義したバージョンの説明。
更新日 イメージ バージョンに対して行われた最新の変更のタイムスタンプ。

イメージの詳細ページには、次の表で説明するアクションを開始できるボタンも含まれています。これらのアクション ボタンの多くにアクセスするには、行の左端にある選択ボタンをクリックして、最初にイメージ バージョンを選択する必要があります。

表 4. イメージの詳細ページから利用可能なアクション
アクション 説明
新しいイメージ 選択したイメージ バージョンをベースラインとして使用してイメージを作成できるダイアログ ボックスが開きます。第 1 世代テナント - Horizon 8 - 既存のイメージからのイメージの作成を参照してください。
新しいバージョン 選択したバージョンをベースラインとして使用してイメージ バージョンを作成できるダイアログ ボックスが開きます。新しいイメージ バージョンの作成を参照してください。
編集 新規または既存のマーカーをイメージ バージョンに関連付けることができるダイアログ ボックスが開きます。カスタマイズされたイメージを使用したデスクトップ割り当ての更新を参照してください。
無効にする イメージ バージョンを無効な状態にします。イメージ バージョンを無効にすると、そのバージョンを新しいデスクトップ割り当てに使用できなくなります。

すでにそのイメージ バージョンを使用している既存のデスクトップ割り当ては影響を受けません。

注: このオプションは、 Connection Server に基づく Horizon ポッドでのみ使用できます。
公開 [イメージの公開] ダイアログ ボックスが開きます。これにより、イメージ バージョンを公開するための構成オプションを指定できます。第 1 世代 Horizon Cloud - IMS - イメージ バージョンの公開を参照してください。

[公開] ボタンにアクセスするには、詳細なコマンドのメニューを表示する詳細 ([...]) ボタンをクリックします。

有効にする 無効にされたイメージ バージョンを有効な状態に戻します。イメージ バージョンを有効にすると、デスクトップ割り当てで再び使用できるようになります。

[有効にする] ボタンにアクセスするには、詳細なコマンドのメニューを表示する詳細 ([...]) ボタンをクリックします。

注: このオプションは、 Connection Server に基づく Horizon ポッドでのみ使用できます。
削除 割り当てによって使用されていないイメージ バージョンを削除します。イメージまたはイメージ バージョンの削除を参照してください。
再公開 公開に失敗したときに、イメージ バージョンの公開を再試行します。Horizon Universal Console を使用したイメージ バージョンの再公開を参照してください。
注: このオプションは、Microsoft Azure のポッドでのみ使用できます。
公開解除 すべてのイメージ コピーを削除し、ソース仮想マシンを「展開の完了」ステータスに戻します。イメージ バージョンの公開解除を参照してください。
注: このオプションは、Microsoft Azure のポッドでのみ使用できます。
更新アイコン ページの表示を更新します。

行のバージョン番号をクリックすると、そのイメージ バージョンの詳細ページが開きます。

イメージ バージョンの詳細ページ

イメージ バージョンの詳細ページを開くには、イメージの詳細ページでバージョン番号をクリックします。

ページのヘッダーには、バージョンが属するイメージの名前、バージョン番号、イメージ バージョンのステータス、オペレーティング システム、およびポッドの数が表示されます。

ヘッダーの下に 2 つの表があります。1 つはポッドに配置されているイメージ バージョンのコピーに関する情報、もう 1 つはイメージ バージョンに基づくプールまたは割り当てに関する情報を提供します。

  • イメージ コピーに関する情報
    説明
    ステータス イメージ バージョンの各コピーの可用性ステータス:
    • 複製中にイメージ バージョンがソース ポッドのコンテンツ ライブラリにコピーされるので、この列には進行中 (操作が進行中であることを表す矢印が回転したアイコン) のステータスが表示されます。
      注:
      • Horizon ポッドの場合、コンテンツ ライブラリはポッドに関連付けられた vCenter Server です。
      • Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッドの場合、コンテンツ ライブラリは、ポッドに対応する Microsoft Azure 共有イメージ ギャラリーの定義です。
    • イメージ バージョンがソース ポッドのコンテンツ ライブラリにコピーされると、ステータスが [展開の完了] に変わります。
    • イメージ バージョンがソース以外のポッドのコンテンツ ライブラリにコピーされると、ステータスは [利用可能] に変更されます。
    • イメージ バージョンのコピーを試みているときに問題が発生した場合、この列には [失敗] ステータスが表示されます。ステータスの横にある情報アイコン(使用可能な場合)をクリックして、考えられる失敗の原因に関する詳細を表示できます。
    ポッド イメージ バージョンのコピーが配置されている Horizon ポッドの名前。
    ファイル パス イメージ コピーが配置されているパス。
    • Connection Server に基づく Horizon ポッド内のコピーの場合、これは vCenter Server の IP アドレスです。
    • Microsoft Azure のポッドのコピーの場合、これは Microsoft Azure サブスクリプションのリソース グループで Microsoft Azure によって割り当てられたパスです。
      注: Microsoft Azure をソースとし、[インポートされた仮想マシン] ページから移動されたイメージについては、ファイル パスが表示されないという既知の問題があります。
    名前のコピー ポッドに表示されるコピーの名前。この名前はイメージ名とバージョン番号を使用して作成され、リストされているすべてのコピーで同じです。
    更新日 このコピーが最後に変更された日付と時刻。
  • デスクトップ プールと割り当てに関する情報 - 表示される情報はイメージのタイプによって異なります。
    • デスクトップ プール(Horizon デプロイからのイメージ)に関する情報
      説明
      名前 コンソールで作成されたプールまたは割り当ての名前。
      プロビジョニング タイプ デスクトップ プールまたは割り当てのプロビジョニング方法。
    • デスクトップ割り当て(Horizon Cloud on Microsoft Azure デプロイからのイメージ)に関する情報
      説明
      名前 割り当ての名前。
      マーカー 割り当てに関連付けられているマーカー。

      前の「イメージの詳細ページのバージョンごとの情報列」の表に記載されているように、これはイメージのインポート中に設定したものと同じマーカーです。

      ポッド デスクトップ割り当てのプロビジョニング元となるポッドの名前。

Horizon Universal Console の [インベントリ] メニューのイメージ関連オプション

コンソールのナビゲーション バーの [インベントリ] メニューは、RDSH ファーム、割り当て可能なイメージとアプリケーション、インポートされた仮想マシン (VM) など、環境のインベントリにあるアセットを操作するためのページへのアクセスを提供します。このメニューに表示されるイメージ関連のオプションは、ポッド フリート内のポッドのタイプによって異なります。

ポッド フリートがクラウド接続された VMware Horizon ポッドのみで構成されている場合

Horizon Cloud デプロイ ガイド』で説明するように、このようなポッドは Horizon Connection Server ソフトウェアに基づいています。このシナリオでは、[インベントリ] メニューに [イメージ - マルチポッド] オプションが表示されます。これにより、Horizon Image Management Service のすべてのマルチポッド対応イメージ機能を提供する [マルチポッド イメージ] ページが開きます。これらの機能により、複数のポッドで共有できるイメージを作成できます。第 1 世代 IMS - [マルチポッド イメージ] ページの概要を参照してください。

ポッド フリートが Microsoft Azure にデプロイされたポッドのみで構成されている場合

Horizon Cloud デプロイ ガイド』で説明するように、このポッド タイプは Horizon Cloud ポッド マネージャ テクノロジーに基づいています。このシナリオでは、コンソールに表示されるオプションは、次の条件によって異なります。

  • すべてのポッドがマニフェスト バージョン 2632 以降である。
  • テナント環境が Universal Broker を使用するように構成されている。
  • 顧客アカウントが、Microsoft Azure にデプロイされたポッドに対して Horizon Image Management Service を使用することを許可されている。

これらすべての条件が満たされると、[インベントリ] メニューには、[イメージ][イメージ - マルチポッド] の 2 つのオプションが表示されます。それ以外の場合、メニューには [イメージ] オプションのみが表示されます。これらの 2 つのオプションについて、次に説明します。

ポッド フリートに Horizon ポッドと Microsoft Azure のポッド マネージャ ベースのポッドが混在している場合

ポッド フリートに、Connection Server ベースのクラウド接続された Horizon ポッドと Microsoft Azure のポッド マネージャ ベースのポッドの両方が含まれている場合、[インベントリ] メニューには、[イメージ][イメージ - マルチポッド] の 2 つのオプションが表示されます。これらの 2 つのオプションについて、次に説明します。