SDDC ネットワーク内の各 DNS ゾーンは、ユーザーが自身で管理する DNS 名前空間を表します。
SDDC の DNS ゾーンは、次の 2 つのカテゴリに分類されます。
- デフォルト ゾーン:サーバは、ゾーン内のサブネット上のすべての SDDC 仮想マシンからの DNS クエリを待機します。
- FQDN ゾーン:サーバは、デフォルト ゾーンから転送された DNS 要求を待機します。
コンピューティング ゲートウェイおよび管理ゲートウェイは、それぞれ単一のデフォルト DNS ゾーンで構成されます。いずれかのゲートウェイにいずれかのタイプのゾーンを最大 4 つ追加することで、複数の DNS サーバとサブドメインを利用できる柔軟性を確保することができます。
NSX による DNS ゾーンの実装方法の詳細については、『
NSX Data Center 管理ガイド』の
DNS ゾーンの追加を参照してください。
手順
- https://vmc.vmware.com の VMware Cloud Services にログインします。
- の順にクリックし、SDDC カードを選択して [詳細表示] をクリックします。
- [NSX Manager を開く] をクリックし、SDDC の [設定] 画面に表示されている [NSX Manager 管理者ユーザー アカウント] を使用してログインします。NSX Manager による SDDC ネットワーク管理を参照してください。
このワークフローでは、
VMware Cloud コンソールの
[ネットワークとセキュリティ] タブを使用することもできます。
- [DNS] 画面を開きます。
- [DNS ゾーン] をクリックして [DNS ゾーン] 画面を開きます。
- デフォルト ゾーンを追加するには、 の順に選択します。
デフォルトの DNS ゾーンでは、管理ゲートウェイおよびコンピューティング ゲートウェイの DNS フォワーダの IP アドレスを追加または変更できます。デフォルト ゾーン内の仮想マシンからの DNS クエリが、いずれの FQDN ゾーンの基準とも一致しない場合は、デフォルトでこれらの IP アドレスに送信されます。
- 名前を入力し、必要に応じて説明を入力します。このゾーン内のトラフィックに適用される DNS ファイアウォール ルールを作成する場合は、この [名前] を使用します。
- 最大 3 台の DNS サーバの IP アドレスを入力します。指定するすべての DNS サーバは、構成が同一である必要があります。
- (オプション) [ソース IP] フィールドに IP アドレスを入力します。
- FQDN ゾーンを追加するには、 の順に選択します。
DNS 転送を有効にする 1 つ以上の FQDN を指定します。DNS フォワーダは、デフォルトの DNS ゾーンと、最大 5 つの FQDN DNS ゾーンに関連付けられています。ゾーン内の仮想マシンから DNS クエリを受信すると、DNS フォワーダはクエリ内のドメイン名と FQDN DNS ゾーンのドメイン名を比較します。一致が確認されると、FQDN DNS ゾーンで指定された DNS サーバにクエリが転送されます。一致が確認されない場合は、デフォルト DNS ゾーンで指定された DNS サーバにクエリが転送されます。
- 名前を入力し、必要に応じて説明を入力します。このゾーン内のトラフィックに適用される DNS ファイアウォール ルールを作成する場合は、この [名前] を使用します。
- ドメインの FQDN を入力します。これは、example.com などの完全修飾ドメイン名である必要があります。
- 最大 3 台の DNS サーバの IP アドレスを入力します。
- (オプション) [ソース IP] フィールドに IP アドレスを入力します。
- (オプション) DNS ゾーンにタグを付けます。
NSX オブジェクトのタギングについて詳しくは、『NSX Data Center 管理ガイド』のオブジェクトへのタグの追加を参照してください。
- [保存] をクリックします。