NSX Manager を NSX 6.4.1 以降にアップグレードすると、アップグレード中にバックアップが作成され、ローカルに保存されます。このバックアップをリストアする場合は、、VMware サポートにお問い合わせください。この自動バックアップは、定期的なバックアップが失敗した場合のフェイルセーフとなります。

NSX Manager のアップグレードに成功すると、特権(有効)モードで使用できる新しいコマンドが追加されます。これらのコマンドは、バックアップ ファイルの管理に使用します。これらのコマンドを実行すると、バックアップ ファイルの一覧表示、コピー、削除を行うことができます。

バックアップ ファイルを削除しない場合、次回のアップグレードまでバックアップ ファイルは同じ場所に残ります。次回アップグレードが開始されると、バックアップ ファイルが削除され、新しいバックアップが作成されます。

show backup

バックアップ ファイルを一覧表示します。
nsxmgr-01a.corp.local# show backup
total 3040
-rw-r--r-- 1 root root 3102752 Mar 23 01:12 backup_file
-rw-r--r-- 1 root root     230 Mar 23 01:12 checksum_file

export backup

バックアップ ファイルを別の場所にコピーします。
nsxmgr-01a.corp.local# export backup scp root@backup-server:/backups
Exporting...
Password:
backup_file                                   100% 3030KB  19.8MB/s   00:00
checksum_file                                 100%  230    27.3KB/s   00:00
nsxmgr-01a.corp.local#

delete backup

バックアップ ファイルを削除します。バックアップ ファイルは、不要になった場合にのみ削除してください。

nsxmgr-01a.corp.local# delete backup
Do you want to delete the backup files (y|N)y
nsxmgr-01a.corp.local#