SaltStack Config リソースまたは saltConfiguration
プロパティを使用して Salt ミニオンを展開するときにユーザーに発生する一般的なエラーについて確認します。
ホストの起動の遅延
クラウド テンプレートを展開した後でホスト上の Windows または Linux のサービスの準備ができていない場合、Cloud Assembly に「ミニオンの展開または状態ファイルの実行に失敗しました」というエラーが表示されることがあります。
このエラーを解決するには、マスター プラグインを最新の安定バージョンにアップグレードします。アップグレード後、Salt ミニオンを展開する前に Windows および Linux のサービスが有効になる構成設定を /etc/salt/master.d/raas.conf
で有効にできます。
マスター プラグインの最新バージョンにアップグレードした後、次の手順を実行してホストの起動を遅らせます。
- 展開の詳細ページで [履歴] タブを確認します。
- 「ミニオンの展開または状態ファイルの実行に失敗しました」というエラー メッセージが表示された場合は、ジョブ ID (JID) をコピーし、SaltStack Config を開きます。
- SaltStack Config で、 の順に選択して、完了したジョブを開きます。
- [JID] 列でフィルタ アイコンをクリックし、JID を入力します。
- JID をクリックして、ジョブの結果ページを確認します。
- [未フォーマット] タブをクリックすると、ジョブの未フォーマット出力が表示されます。
Windows
ジョブの未フォーマット出力の最後の行に「ホストに接続できませんでした: タイムアウト」が含まれている場合は、起動を 180 秒遅らせるために、次の構成設定を/etc/salt/master.d/raas.conf
に追加する必要があります。sseapi_win_minion_deploy_delay: 180
Linux
ジョブの未フォーマット出力の最後の行に「指定された認証情報を使用してリモート ホストに接続できません」が含まれている場合は、起動を 90 秒遅らせるために、次の構成設定を/etc/salt/master.d/raas.conf
に追加する必要があります。sseapi_linux_minion_deploy_delay: 90
- Salt マスター サービスの再起動:
systemctl restart salt-master
- クラウド テンプレートを再展開します。
展開が成功しなかった場合は、遅延パラメータの値を大きくしてテンプレートを再展開することができます。
次の手順
SaltStack Config 機能を使用してリソースを管理するには、SaltStack Config のドキュメントを参照してください。