CPU 電力パネルには、CPU の電力使用率の統計情報が表示されます。

CPU 電力パネルでは、統計情報が物理 CPU ごとに整理されて表示されます。物理 CPU は、物理ハードウェア実行コンテキストです。ハイパー スレッドが使用できないか無効になっている場合は物理 CPU コア、ハイパースレッドが有効になっている場合は論理 CPU(LCPU または SMT スレッド)になります。

表 1. CPU 電力パネルの統計情報
説明
消費電力 現在の消費電力の合計 (ワット単位)。
電力容量 電力容量の合計 (ワット単位)。
PSTATE MHZ 状態あたりのクロック周波数を設定します。
%USED 最後に画面が更新されてから使用されている物理 CPU の公称周波数の割合。CPU 画面に表示されている PCPU USED (%) と同じです。
%UTIL Raw 物理 CPU の使用率は、物理 CPU がアイドル状態ではない時間の割合です。CPU 画面に表示される PCPU UTIL(%) と同じです。
%Cx 物理 CPU が C- 状態「x」で消費した時間の割合。
%Px 物理 CPU が P- 状態「x」で消費した時間の割合。Processor Clocking Control を使用するシステムでは、P- 状態は ESXi に直接表示されません。 esxtop では「P0」という見出しの下に最大速度での所要時間の割合が、「P1」の下に任意の低速での所要時間の割合が表示されます。
%Tx 物理 CPU が T- 状態「x」で消費した時間の割合。
%A/MPERF

aperf と mperf は、プロセッサの実際の周波数と公称周波数を追跡するために使用される、2 つのハードウェア レジスタです。前回の esxtop 更新期間における、リアルタイムの aperf と mperf の比率を表示します。

%A/MPERF *プロセッサの公称周波数 = プロセッサの現在の周波数