NSX 4.1.2 以降では、NSX Malware Prevention サービス仮想マシン (SVM) で CLI コマンドを実行して、SVM のサポート バンドルを収集できます。

サポート バンドル(.tgz ファイル)には、SVM 構成の詳細、ログ、およびその他の重要なディレクトリが含まれています。現在、NSX Malware Prevention SVM のサポート バンドル収集は CLI からのみサポートされています。NSX Distributed Malware Prevention サービスに対して有効になっているホスト クラスタ内の各 vSphere ホストの SVM にログインし、SVM で NSX CLI コマンドを実行できます。通常、クラスタ内のすべてのホストではなく、サポート バンドルを収集する関連ホストの SVM へのログインが必要になる場合があります。

注: NSX Manager ユーザー インターフェイスは、 NSX Malware Prevention SVM のサポート バンドルの収集をサポートしていません。つまり、 [システム] > [サポート バンドル] > [バンドルを要求] の順に移動してホスト ノードのサポート バンドルを収集すると、ホストが NSX Distributed Malware Prevention サービスで保護されていても、SVM ログはサポート バンドルに含まれません。

前提条件

VMware vCenter 管理者は、各ホスト上の SVM への SSH アクセスを有効にする必要があります。詳細については、「NSX Malware Preventionサービス仮想マシンへのログイン」の「前提条件」セクションを参照してください。

手順

  1. NSX Malware Prevention SVM に admin ユーザーとしてログインします。
    詳細については、「 NSX Malware Preventionサービス仮想マシンへのログイン」を参照してください。
  2. サポート バンドルを収集するには、SVM で次の NSX CLI コマンドを実行します。
    svm> get support-bundle file <filename.tgz>

    この CLI コマンドの詳細については、『NSX コマンドライン インターフェイス リファレンス』の「マルウェア防止サービス仮想マシン」ドキュメントを参照してください。

    サポート バンドルは、指定されたファイル名で file-store ディレクトリに保存されます。サポート バンドルの生成には少し時間がかかります。所要時間は、バンドル内のログ ファイルのサイズによって異なります。
  3. サポート バンドルをリモート コンピュータに転送し、そのコンピュータ上のファイルを抽出して SVM ログを表示します。
    たとえば、サポート バンドルをリモート コンピュータ (10.1.1.1) に転送するには、SVM で次のコマンドを実行します。
    svm> copy file svm-support-bundle.tgz url scp://[email protected]/home/Downloads 

    たとえば、.tgz ファイルを抽出するには、リモート コンピュータで次のコマンドを実行します。

    tar -xzf svm-support-bundle.tgz