サービス エンジンは、SE のサイズ設定、配置方法、高可用性の方法を定義するグループ内に作成されます。このセクションではサービス エンジン グループの作成と構成について説明します。

各クラウドに、少なくとも 1 つの SE グループを含めます。SE グループ内のオプションは、配置先のクラウドのタイプとそのクラウドの設定(アクセス権なしと書き込みアクセス モードなど)によって異なる場合があります。SE は 1 つのグループ内にのみ存在する場合があります。各グループは隔離ドメインとして機能します。SE グループ内の SE リソースは、仮想サービスに対応するために移動できますが、SE リソースは SE グループ間で共有されません。

SE グループに対する変更

  • すぐに適用されます

  • 変更後に作成された SE にのみ適用される

  • 変更を反映するには、まず既存の SE を無効にする必要がある

1 つのクラウド内に複数の SE グループを配置する場合もあります。新しく作成された仮想サービスは、デフォルトの SE グループに配置されます。これは、[詳細設定] ウィザードを使用して仮想サービスを作成する際に、[アプリケーション] > [仮想サービス] ページで変更できます。

既存の仮想サービスをある SE グループから別の SE グループに移動するには、仮想サービスを無効にしてから移動してから再度有効にする必要があります。SE グループは、データ プレーンの隔離を提供します。したがって、ある SE グループから別の SE グループに仮想サービスを移動すると、仮想サービスを介した既存の接続が中断されます。

注:

SE グループのプロパティはクラウド固有です。クラウド構成に基づいて、このセクションで説明するプロパティの一部が使用できない場合があります。

バックエンド サーバ接続を開くために使用されるポート番号の範囲を構成するには、次のコードを実行します。

configure serviceenginegroupproperties 
configure serviceenginegroup Default-Group ephemeral_portrange_start 5000
configure serviceenginegroup [name] ephemeral_portrange_start 4096
configure serviceenginegroup [name] ephemeral_portrange_end 61440
注:

デフォルトでは、開始値は 4096、終了値は 61440 です。